実写版『ONE PIECE』シーズン2はどこまで描かれる? チョッパーの再現度にも注目

『ONE PIECE』S2はどこまで描く?
「ONE PIECE」続編制作決定 - Netflix Japan

 「続編」の制作決定を告げる特別映像では、原作者である尾田栄一郎氏が直々に、麦わらの一味の5人目の仲間であるトニートニー・チョッパーが登場するのであろうことをほのめかしている。チョッパーといえば『ONE PIECE』においても大の人気キャラクターだが、彼は“ヒトヒトの実”を食べたトナカイだ。魚人であるアーロンたちがかなりリアルな造形をしていたことから、どのようなチョッパー像が生まれるのか非常に気になるところ。それに彼とルフィたちが出会うのは豪雪の国でのことだ。あのドラム王国を本気で再現するとなれば、それだけで「シーズン2」をまるまる使い切ってしまいそうである。

 しかも、原作でのルフィたちはチョッパーと出会うよりも先に、ともに航海はしないが永遠の仲間のひとりであるビビと出会っている。そして、アラバスタ王国の王女である彼女との出会いが、犯罪秘密会社B・W(バロック・ワークス)との闘いに発展していく。こちらは砂漠などを舞台にしており、これだけで「シーズン2」をまるまる使い切ってもおかしくないレベル。いずれにせよさらにスケールアップするのは間違いないのだろうが、どのような改変によって再構成された『ONE PIECE』が誕生するのか期待は膨らむばかりだ。

 そもそも、「シーズン1」では“悪魔の実の能力者”はほとんど登場しなかったものの、これから先はチョッパーをはじめ能力者だらけ。それにグランドラインに入る前には、最終話にほんの少しだけ姿を見せた“モクモクの実の能力者”である海軍大佐・スモーカーがルフィたちの前に立ちはだかるはず……。「シーズン2」はファンとして、いろいろな嬉しい懸念事項に満ちている。

■配信情報
Netflixシリーズ『ONE PIECE』
Netflixにて、8月31日(木)全世界独占配信
原作&エグゼクティブ・プロデューサー:尾田栄一郎
脚本&ショーランナー&エグゼクティブ・プロデューサー:マット・オーウェンズ、スティーブン・マエダ
キャスト:イニャキ・ゴドイ(モンキー・D・ルフィ)、新田真剣佑(ロロノア・ゾロ)、エミリー・ラッド(ナミ)、ジェイコブ・ロメロ(ウソップ)、タズ・スカイラー(サンジ)、ヴィンセント・リーガン(ガープ)、モーガン・デイヴィス(コビー)、 ジェフ・ウォード(バギー)、マッキンリー・ベルチャー三世(アーロン)、セレステ・ルーツ(カヤ)、エイダン・スコット(ヘルメッポ)、ラングレー・カークウッド(モーガン)、ピーター・ガジオット(シャンクス)、 マイケル・ドーマン(ゴールド・ロジャー)、イリア・アイソレリス・ポーリーノ(アルビダ)、スティーヴン・ウォード(ミホーク)、アレクサンダー・マニアティス(クラハドール)、クレイグ・フェアブラス(ゼフ)、チオマ・ウメアラ(ノジコ)
©尾田栄一郎/集英社

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