新田真剣佑、『ONE PIECE』ゾロ役で人気急上昇! 海外で“Mackenyu旋風”に

新田真剣佑、海外で“Mackenyu旋風”

 Netflixシリーズ『ONE PIECE』が8月31日から配信され、日本のマンガ原作のハリウッド実写化作品としては大成功と言える評価を受けている。日本では主演のイニャキ・ゴドイのルフィっぷりに注目が集まるなか、海外では別のキャストに熱視線が注がれている。それは剣士ロロノア・ゾロを演じた新田真剣佑だ。日本ではすでに人気俳優としての地位を確立している彼だが、今回の『ONE PIECE』への出演で海外でも多くの視聴者を虜にしている。

 ここでは、海外の“Mackenyu旋風”が現在どのような状況になっているのか紹介していきたい。

SNSで大反響! Instagramのフォロワーは約140万人増

『ONE PIECE』©尾田栄一郎/集英社

 『ONE PIECE』配信開始以降、X(旧Twitter)では“Mackenyu”を含む投稿が急増している。その多くが若い女性と思われるユーザーのもので、いかに彼がハンサムでホットかということを興奮気味に語ってる。劇中のゾロとしてのクールな表情とオフショットでのキュートな笑顔のギャップにやられている人々も少なくない様子。なかには彼が既婚者と知ってショックを受けているような投稿も見られる。

 さらに、Instagramのフォロワーは『ONE PIECE』配信前は約320万人ほどだったのに対し、9月12日現在は465.4万人となり、2週間ほどで140万人以上増加するという驚異的な伸びを見せ、さらに増えつづけている。『ONE PIECE』のメインキャストたちは若き新鋭ばかりだが、そのなかでも最大のブレイクを果たしたのは、新田だと言って間違いないだろう。

過去の出演作が続々と発掘される

『聖闘士星矢 The Beginning』©2023 TOEI ANIMATION CO, Ltd.

 一方、海外ファンのなかにはもちろん以前から彼を知っていた人もいる。以前からのファンは、例えば『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』(2015年)や、新田の出世作となった『ちはやふる』シリーズなど彼の過去の出演作の画像と『ONE PIECE』の画像を並べ、「みんなが見ているMackenyu VS 私が見ているMackenyu」といったコメントを添えたものを投稿していたりと、なかなか面白い。

 またここで注目されているのは、新田がこれまでにもマンガを原作とする日本国内での実写化作品に多数出演してきたことだ。特に海外でも原作マンガの人気が高い『るろうに剣心 最終章 The Final』(2021年)や『鋼の錬金術師』シリーズなどは、各国のNetflixでも配信されていることもあり、これからさらにMackenyuを知ろうとする新規ファンに響いているようだ。特に『るろうに剣心』での雪代縁役は人気シリーズの終幕を飾るメインヴィランで、ゾロと同じように剣を使ったアクションを演じていることから、「(『ONE PIECE』の)次に観るべき」とおすすめする既存ファンが多い。

 新田真剣佑は、『パシフィック・リム:アップライジング』(2016年)や『聖闘士星矢 The Beginning』(2023年)など、これまでにもハリウッド作品に出演してきたが、残念ながらどの作品でも公開当時はそれほど話題にならなかった。これは作品自体の評価が大きな要因と思われる。今回、注目度も評価も高い『ONE PIECE』で主要キャラクターを演じたことで、世界中の視聴者に“発見された”のだ。

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