『らんまん』本田望結がすっかり大人の女性に 元天才子役たちがドラマで活躍

『らんまん』本田望結がすっかり大人の女性に

 あんなに小さかったのにこんなに大きくなって! 今、2010年代の子役ブームを牽引した元天才子役たちの活躍が目覚ましい。

 現在放送中の連続ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)には芦田愛菜と加藤清史郎が出演。いじめの被害者と加害者という役柄で溜めに溜めた感情を発露させ、観る者の心に強烈な爪痕を残した。

寺田心は『らんまん』に新たな光をもたらす存在に? 神木隆之介と多い共通点

神木隆之介が主演を務める朝ドラ『らんまん』(NHK総合)の新たな出演者として寺田心が登場。物語はあたたかな陽の光が降り注ぐ野山で…

 一方、朝ドラ『らんまん』(NHK総合)には、主人公・万太郎(神木隆之介)が生まれ故郷の高知で植物採集中に出会う青年・虎鉄役で今年15歳となった寺田心が登場。見た目の成長はもちろんのこと、自然と作品に溶け込む安定力抜群の演技が話題に。現在は濱田龍臣が寺田からバトンを受け取り、万太郎の3代目助手となった虎鉄を思わず目を細めてしまいそうな愛嬌をもって演じている。

『らんまん』濱田龍臣が満を持して朝ドラデビュー 寺田心から引き継がれた虎鉄役のバトン

最終回まで残すところ、1カ月を切った連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合)。新たに、濱田龍臣、遠藤さくら(乃木坂46)、松岡広…

 さらに残り2週を彩るキャストの一人として本作に出演するのが本田望結だ。役者人生16年目で満を持して朝ドラデビューを果たす。

 2011年に『マルモのおきて』(フジテレビ系)で同い年の芦田や鈴木福らとともに注目を集めたのち、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)でブレイクを確実なものとした本田。最終回で視聴率40%という数字を叩き出し、社会現象を巻き起こした同作だが、その人気を支えていたのが主人公の三田(松嶋菜々子)が家政婦として派遣された阿須田家の4人の子どもたちだ。中でも、本田扮する次女・希衣は母親の死をきっかけに徐々に崩壊の一途を辿っていく阿須田家のアイドルであり、支柱的存在。家庭の雰囲気を敏感に察知し、バラバラにならないように必死で繋ぎ止める。そんな希衣の誰よりも家族思いな一面を、無邪気な子どもらしさとのバランスを取りつつ自分の中に落とし込んだ本田の大人顔負けな演技に驚かされた人も多いだろう。

 また『コドモ警察』(TBS系)では、悪の組織の罠にはまり、全員見た目が子どもになってしまった特殊捜査課の紅一点・マイコを演じた本田。いい女風を吹かせる台詞や仕草と、あどけない見た目とのギャップがなんとも微笑ましく、画面の向こうにいる視聴者を笑顔にさせた。一方、映画『ポプラの秋』では中村玉緒や大塚寧々というベテランの役者が集う中で主演という大役を務め、大好きな父親を失った少女の深い悲しみや同時に母親を気遣う健気さを繊細な芝居で表現。年齢が離れた共演者とのかけ合いの中で生まれる自然体の演技は、名脇役が大集結した『バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』(テレビ東京系)でも大いに生かされた。

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