沢口靖子が思わず涙したエピソードとは? 『科捜研の女』のアンバランスな魅力を語る

沢口靖子、『科捜研の女』の魅力を語る

“感極まって泣いてしまった”エピソードとは?

 ここ数年はコロナ禍でなかなか、共演者とのコミュニケーションが取れなかったという『科捜研の女』チーム。しかし今年は、「クランクインの前に、科捜研メンバーで集まることができました。素顔の皆さんと気軽におしゃべりができて、しっかりと士気を高めてスタートすることができました」と準備は万端だったという。

 酷暑の京都での撮影。「とにかく本当に暑いです」と沢口は苦笑いを浮かべていたが、「本番直前まで氷や保冷剤で首の後ろを冷やしながら、塩水をマイポットに入れて臨んでいます」と暑さ対策は万全だという。

 本シーズンはこれまで『特捜9』、『刑事7人』、『相棒』などが放送されてきた“水曜よる9時”枠での放送となる。沢口は「新たなチャレンジに感謝しています」と述べると「作品に向き合う姿勢はこれまでと変わりませんが、これまでの伝統の枠に『科捜研の女』が加わることで、新たな化学反応が起きたらいいなと思っています」と期待を口にしていた。

 またこれまでの長いシーズンのなか、印象に残っているエピソードを聞くと「2013年に放送されたクリスマススペシャル。マリコが鑑定ミスをしてしまい、冤罪事件が起きそうになりました。そのとき、監察官である小野武彦さん演じるマリコの父親に辞職願を出したんですね。あのときはテストで感極まって泣いてしまったんです。マリコにとって“科学”と縁を切ることが、どれほど辛く悲しいことなのか身を持って感じた出来事でした」と語ってくれた。

 最先端の科学と、それを駆使しながらも、非常に人間臭い“科捜研チーム”のアンバランスさが魅力の本作。「ハラハラするサスペンスと豊潤な人間ドラマをぜひ楽しんでください」と呼び掛けていた。

■放送情報
『科捜研の女 season23』
テレビ朝日系にて、毎週水曜21:00~21:54放送
出演:沢口靖子
ゼネラルプロデューサー:関拓也(テレビ朝日)
プロデューサー: 藤崎絵三(テレビ朝日)、谷中寿成(東映)、森田大児(東映)
脚本:櫻井武晴、戸田山雅司ほか
音楽:川井憲次
監督:兼﨑涼介、柏木宏紀、宗野賢一
制作:テレビ朝日、東映
©︎テレビ朝日

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