道枝駿佑×芳根京子×戸塚純貴、実力派の布陣が集結 『虹色のチョーク』での演技に注目

道枝駿佑『虹色のチョーク』への期待

 8月26日から『24時間テレビ46』(日本テレビ系)がスタートする。今年、放送されるスペシャルドラマは『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』。なにわ男子の道枝駿佑が主演を務め、芳根京子、戸塚純貴が出演する。

 本作は、社員の大半が知的障がい者というチョーク会社が、会社の存続を賭けて、新商品の開発に挑み、窓に書くことのできる魔法のチョークを開発した奇跡の実話をドラマ化するもの。

 若手でありながら演技力に定評のある3人はそれぞれ、難しいテーマや役どころでも真摯に役に向き合い、演じ切るのが特徴的だ。

 道枝は『母になる』(日本テレビ系)で、幼い時に誘拐され、その後児童養護施設で暮らす柏崎広役を演じた。実の両親と育ての母がいて、周りには同じ施設に暮らす同年代の子もいる。広はそんな複雑な状況をうっすらと理解しながらも、たくさんの人から自身に向けられる愛情も感じている、という役柄だ。純粋な表情の広がたどたどしく「僕、ママのこと愛しいだよ」と言う場面は、このドラマの名場面のひとつ。

 本作で道枝が演じる大森広翔は、知的障がいを持つ従業員と一緒に働くことの難しさを肌で感じながら、彼らから「働くことの幸せ」を学ぶ。だが同時に工場経営の厳しい現状も目の当たりにすることに。立場も気持ちも、障がいがある人とそうでない人の間に立つことになる広翔の心の揺れ動きを表現するのは難しそうだが、道枝がどのように演じるのか、期待が高まる。

 芳根は、朝ドラ『べっぴんさん』(NHK総合)で様々な苦難を乗り越え子供服メーカーを創業したヒロイン・すみれを演じた。おっとりした性格だが自分の意見を曲げない強さも持ったすみれは、キャリアウーマンのような格好良さもあり、娘を持つ優しい母の眼差しも持っていた。そんな女性の強さと温かさをふんわりとした雰囲気で演じることのできる芳根は、本作で知的障がいを持つ佐倉結を演じる。これは芳根にとって挑戦的なことだったのではないだろうか。この作品で、すでに多くの作品で幅広い演技力を見せている芳根の、新たな一面がまた発見できるはずだ。

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