『ロキ』シーズン2はシカゴ万博が重要な舞台に? 『スパイダーバース』に似た怪現象も

『ロキ』シーズン2はシカゴ万博が鍵に?

映画『ZANIAC!』&シルヴィのユニフォームに注目

 予告編の中に『ZANIAC!』=『ザニアック!』という作品を上映している映画館が出てきますよね? コミックでは、ダーク・ディメンションからやってきた邪悪な寄生生命体が「ザニアック!」という映画で殺人鬼役をやっていたブラッド・ウルフに憑依し、本物の殺人鬼ザニアックが生まれるというストーリーです。映画館の看板ということを考えるとブラッド・ウルフ出演の『ZANIAC!』を上映しているシーンでしょうか? しかし、ザニアックはもともとソーのコミックのヴィランでした。

 シーズン1からのつながりで言えばシタデル(“在り続ける者”がいた場所)に残ったシルヴィがどうなったのか気になります。ロキがシルヴィを探す、というのもシーズン2のポイントでしょうか? 今回1970年代のマクドナルドのユニフォームを着ている姿が登場しますね。これが意味することはなんでしょうか? ところで彼女の名札のところ、彼女が優秀店員であることを示すように5つの星がついていますが、よーくみるとこの星がTVAのAIにしてマスコットのミス・ミニッツではないか、という指摘もあるのです。

物語の中心は1893年?

 ロキとメビウスがレトロな衣装で、20世紀初頭ぐらいの時代にいきますね。その場所はミッドウェイ・プレザンスと書かれています。ここは1983年にシカゴ万博が開かれた場所。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のポストクレジットシーンでロキとメビウスは、やはりレトロな衣装でプレゼンの場か何かに立っている、カーンの変異体であるヴィクター・タイムリーを注視していました。こことつながるわけです。従って、1893年のシカゴ万博会場が物語のキーでしょうか? ここに巨大化したミス・ミニッツも現れますからね。

ロキの能力がアップ?

 シーズン1でロキはTVAの囚われの身だったので、パワー全開というわけにはいきませんでしたが、今回はロキらしい様々な魔法やトリックをみせてくれそうです。特に影を操って相手をつかまえるとか(ロキがこのパワーを使ってまで捕まえる相手が誰なのか気になりますね)、また前作以上にTVAのラヴォーナ(ググ・バサ=ロー)が目立っている気がします。1分58秒の彼女は、例の“虚無”空間らしきところにいますね。彼女はコミックではカーンと深い仲なのでそれが描かれるかな?

 そしてミス・ミニッツの外見が少し変わり、しかもゴーストバスターズのマシュマロマン風に大暴れしているようです。一体、“彼女”になにがあったんでしょうか?

 また、メビウスが宇宙服らしきものを着ています。その先に見える光は時間軸の分岐? なおこの“宇宙服”はサンディエゴ・コミコンに飾ってありました。

 謎が多い予告編ですが、前作以上にロキの大活躍が楽しめそう。なおTVAのメビウスとミス・ミニッツは映画『デッドプール3』にも登場すると言われています。この『ロキ』シーズン2でデッドプールとのリンクもあるのでしょうか。ここも注目です!

■配信情報
『ロキ』シーズン2
ディズニープラスにて、10月6日(金)独占配信
©︎2023 Marvel

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