『バービー』には『オズの魔法使』へのオマージュも グレタ・ガーウィグの“遊び心”
8月11日に公開される映画『バービー』のプロダクションデザイナー、サラ・グリーンウッドが本作についてコメントを寄せた。
本作は、世界で最も有名なファッションドール“バービー”を初めて実写映画化したドリームファンタジー。1959年に発売されて以降瞬く間に世界を席巻、時代に合わせたドールを発売し続け、いまやブランド認知度は全世界で99%にも到達している“バービー”。今回の映画では、完璧でハッピーな毎日が続く“夢”のようなバービーランドで暮らすバービーとケンが、ある日完璧とは程遠い“人間世界”に迷い込み、本当に大切なものを見つける模様を描く。
プロデューサーも務めるマーゴット・ロビーがバービーを演じ、彼女と共に完璧なドールの世界で暮らすケンをライアン・ゴズリングが演じる。監督を務めたのは、『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグ。パートナーでもある『フランシス・ハ』『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバックと共に脚本も手がけている。
自身も幼い頃にバービードールで遊んでいた過去を持ち、『バービー』には語るべき物語があると感じたことから本作の制作に乗り出したというガーウィグ監督。並々ならぬ想いを胸に制作に挑んだガーウィグ監督と現場を共にしたプロダクションデザイナーのグリーンウッドは、「グレタはものすごく大きなビジョンを持った監督であり、優れた女優でもあるので、打ち合わせ中にキャラクター同士の即興を自分で演じてくれるんです。だからミーティングは笑ってばかりでした! マテル社の役員の真似もものすごく上手」とその才能を絶賛。
さらにグリーンウッドは、「グレタと話していると良い意味で話題があちこち飛ぶんです。彼女はさまざまな参考資料や、映画を引き合いに出しながら話してくれました」と、ガーウィグ監督ならではの賑やかな現場についても振り返る。「例を一つ挙げるなら、『オズの魔法使』が話に上がりました。これは素晴らしい作品で、デザイナーにとって、元祖的な存在である映画です。劇中では、バービーが“バービーランド”の街中へ出かけるシーンがあるのだけど、街の映画館の上映作品を『オズの魔法使』に設定するなど、オマージュを捧げています」と劇中に隠されたイースターエッグも明かした。
■公開情報
映画『バービー』
8月11日(金)公開
出演:マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ウィル・フェレル、シム・リウ、デュア・リパ、ヘレン・ミレン
監督・脚本:グレタ・ガーウィグ
脚本:ノア・バームバック
配給:ワーナー・ブラザース映画
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