『ビーキーパー』は映画初めにふさわしい1本! “いつもの”ジェイソン・ステイサムを堪能

“映画初め”にふさわしい『ビーキーパー』

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、発熱&体調不良で年末年始はほぼ寝たきり状態だった宮川が『ビーキーパー』をプッシュします。

『ビーキーパー』

 いつの間にか始まってしまった2025年。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 さまざまな新作映画が公開された年末年始。ただ、「正月映画」と呼べるような特別感のある映画はほとんどない。そんな人にオススメしたいのが、ジェイソン・ステイサム主演の『ビーキーパー』。

 弱者から大金をだまし取る組織的詐欺集団に全財産を奪われ、自ら命を絶った老人。恩人だった彼女の復讐のため、“ビーキーパー(養蜂家)”が立ち上がる……というのが本作の大まかなあらすじ。いわゆる、“舐めてた相手が実は殺人マシンでした”映画だ。

 設定はもちろん、ジェイソン・ステイサムの役柄からストーリー展開など、ほとんど既視感だらけ。それにもかかわらず、最初から最後までとにかく面白いのが『ビーキーパー』の不思議なところ。「いやいや、そんなことあるかい!」と思わずツッコみたくなるような無茶な展開さえも、すんなりと受け入れられてしまう説得力がこの作品にはある。既視感ありまくりなのに新鮮ささえも感じてしまう。

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