高畑充希、『バービー』日本語吹替版声優に決定 「めちゃくちゃ緊張しました」

高畑充希、映画『バービー』吹き替え声優に

 高畑充希が8月11日に公開される映画『バービー』の日本語吹替版声優として主人公のバービー役を担当することが決定した。

 本作は、世界で最も有名なファッションドール“バービー”を初めて実写映画化したドリームファンタジー。1959年に発売されて以降瞬く間に世界を席巻、時代に合わせたドールを発売し続け、いまやブランド認知度は全世界で99%にも到達している“バービー”。今回の映画では、完璧でハッピーな毎日が続く“夢”のようなバービーランドで暮らすバービーとケンが、ある日完璧とは程遠い“人間世界”に迷い込み、本当に大切なものを見つける模様を描く。

 プロデューサーも務めるマーゴット・ロビーがバービーを演じ、彼女と共に完璧なドールの世界で暮らすケンをライアン・ゴズリングが演じる。監督を務めたのは、『レディ・バード』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグ。パートナーでもある『フランシス・ハ』『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバックと共に脚本も手がけている。

 洋画の吹き替えを務めるのは『シンデレラ』以来2回目となる高畑は、オリジナル版ではロビーが演じているバービーの日本版声優を担当する。ガーウィグ監督が手がけた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』について高畑がフェイバリットと公言してきたこともあり、バービー役をオファーされたという。そして、本国によるオーディションを経て、正式にキャスティングが実現した。

 ワーナー・ブラザースの米国本社の担当者は「(ボイステストでの)充希の声は素晴らしく、バービーの雰囲気にぴったりだった。完成した作品を見るのが今から楽しみだ」とコメント。『シンデレラ』で高畑を演出した、本作でも日本語吹替演出を担当する鍛治谷功も、「8年前と変わらず、静かに役と向き合いつつも一瞬にして役をものにする鋭い感性をお持ちの方だと改めて思いました。不幸なシンデレラからスーパーハッピーなバービーへ思えば真逆の役柄ですが、今回も素晴らしい仕上がりになっていると思います。ちなみに私もグレタ・ガーウィグ監督のファンですが、そこに高畑さんが出演するのは一映画ファンとしてワクワクしますね!」と語っている。

 高畑は、「子供の頃夢中で遊んでいたバービーを演じることができてすごく心躍りました」とコメントしており、声を吹き込むロビーについては「マーゴットがバービーにしか見えない瞬間が沢山あって、こんなに“実写化”が似合う方がいるんだなと思いました」と絶賛した上で、「本作のバービーは、みなさんが想像する、笑顔でキラキラしたイメージに加えて、気持ちが沈んだりダメダメになったり、ある意味でとても人間らしい、いろんな面が現れます。今回はそんなバービーのいろんな姿を演じられるように心がけました。実際に演じてみてすごく楽しかったです」と語った。また、「素敵なファッションがたくさん登場するので、オシャレをして出かけたくなると思います。心躍り、最後にはなんだか今日生きる力を貰えるような、そんなパワフルな作品です」とコメントした。

高畑充希 コメント

オファーを聞いた時の感想、グレタ・ガーウィグ監督作品の魅力

グレタ・ガーウィグ監督の作品が大好きで、手掛けた作品を拝見していたので、今回吹き替えキャストのオファーを頂いた時はすごく心躍りました。グレタ監督の映画は、どんなテイストの作品でも登場人物がすごくチャーミングで、女性らしいドライさやユーモアの加減もすごく素敵だし、映像もとても綺麗です。そんな彼女が”バービー”の映画を撮ることにまずびっくりして、映画館で観たい!と思っていた映画だったので、テンションが上がりました。一足先に映画も観させていただいたのですが、バービーという題材ですがキラキラした要素だけでなく「男女とは?」「生きるとは?」というところまで描かれていて、さすがだなと思いました。

バービー役を演じる上で意識した点など、アフレコを振り返って

かつて子供の頃夢中で遊んでいたバービーを、大人になって自分が声で演じるとは考えてもみなかったので、すごく不思議な感覚です。アフレコをするのは数年ぶりだったのでめちゃくちゃ緊張しましたが、『バービー』は映画自体がすごく面白かったので、声を吹き込みつつ笑いながら観てしまいました。本作でのバービーは、みなさんが想像する、笑顔でキラキラしたイメージに加えて、気持ちが沈んだりダメダメになったり、ある意味でとても人間らしい、いろんな面が現れるキャラクターです。今回はそんなバービーのいろんな姿を演じられるように心がけました。実際に演じてみてすごく楽しかったです。

マーゴット・ロビーのバービー役について

バービーを演じたマーゴット・ロビーは、いろんな作品で拝見していたのですが、本作もチャーミングで素晴らしかったです!劇中でバービーが箱に入るシーンがあるんですが、マーゴットがバービーにしか見えなくて、こんなに“実写化”が似合う方がいるんだなと思いました。バービーがどんどん変化していく様も素晴らしかったです。

本作を観るとどんな気持ちになると思うか

バービーたちが住むバービーランドはとにかく可愛くて、キャラクターたちが次から次へと素敵なファッションに着替えていくところを見ると思わずショッピングに行きたくなるし、圧倒的にオシャレしたくなると思います。そうしてポップな気持ちになったかと思えば、一転して切ない気持ちにもなるし、ラストにはなんだか観ている側も強くなれたような気がしました。昔自分で持っていたり、お子さんが小さい頃遊んでいたりしたバービーを、もう一度箱から出したくなるような素敵な作品だなと思いました。

■公開情報
映画『バービー』
8月11日(金)公開
出演:マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ウィル・フェレル、シム・リウ、デュア・リパ、ヘレン・ミレン
監督・脚本:グレタ・ガーウィグ
脚本:ノア・バームバック
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
公式サイト:barbie-movie.jp
公式Twitter:@BarbieMovie_jp
公式Instagram:@barbiemovie_jp

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