間宮祥太朗は“引力”を持つ俳優だ 『真夏のシンデレラ』で新たな一面を垣間見せるか

『真夏のシンデレラ』間宮祥太朗の新たな一面

 長いまつ毛、吸い込まれそうな黒い瞳。間宮祥太朗は何者にでもなれる引力を持つ。7月10日から、月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)が放送される。間宮は大手建築会社に勤める水島健人役を演じ、森七菜と共にW主演を務めることに。真夏の海を舞台に男女8人の恋愛群像劇を描く作品で、期待の俳優陣が表現する“夏の恋”に注目が集まる。

 ここで改めて紹介したいのが、近年の間宮祥太朗のテレビドラマでの活躍ぶりだ。間宮は『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』(日本テレビ系)でドラマデビューし、朝ドラ『半分、青い。』(NHK総合)でヒロインの夫役を演じ知名度を上げた。2020年には『麒麟がくる』(NHK総合)で大河ドラマ初出演を果たし、ここから怒涛の勢いで主役や準主役的立ち位置の作品に出演し続けている。『ナンバMG5』(フジテレビ系)でプライム帯連続ドラマ初主演を飾り、『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系/以下『ペンディングトレイン』)ではドラマの終盤のかなめともいえる人物に抜擢された。

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 間宮の芝居の良さは、役割を明確に表現する誠実さだ。『麒麟がくる』の左馬助役では、主人公の明智光秀(長谷川博己)の補佐として献身的な姿を披露する。光秀と常に行動をともにし、支え続ける左馬助の控えめな笑顔が印象的だった。

 大きくイメージを変えたのが『ナンバMG5』での難破剛だろう。 普通の高校生に憧れる剛は、“シャバい高校生”と“金髪ツンツンヘアに白い特攻服を着たヤンキー高校生”という2つの顔を持つ。当時28歳だった間宮が高校生となり、まったく違う表情を併せ持つ複雑な心境の役をコミカルかつ熱い魂で演じたことで、ドラマは多くの視聴者の心を掴んだ。

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