『わたしのお嫁くん』仁村紗和の謎が明らかに “にわかファン”な高杉真宙の受容力の高さ
速見穂香(波瑠)と山本知博(高杉真宙)の関係性が一気に前進した裏で、意外すぎる事実が発覚した『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)第5話。
またしても山本の同期・赤嶺麗奈(仁村紗和)の介入により、なかなか輪郭がはっきりしなかった穂香から山本への気持ちが浮き彫りになる。
穂香宅を出て赤嶺宅の掃除に向かった山本はここでもテキパキと家事をこなし、まるで“嫁入り”状態に。そしてその隙を狙ったかのように、穂香の弁当作りを新人社員の花妻蘭(前田拳太郎)が名乗り出る。
「自分には山本くんを迎えに行く資格なんかないんじゃないかな」と悩む穂香の姿がとにかくじれったくもあったが、そもそも2人は6歳差で会社の先輩後輩という関係。穂香も自分の気持ちを認めるには、時間や何かしら大きなきっかけが必要だったのも納得できる。
そんな穂香も、妻が実家に帰ってしまって迎えに行く資格があるのか悩む取引先の店長の姿に自身を重ね合わせ、「資格なんて会いたいって気持ちだけで十分なのかな」と気づく。そしてそれはもちろん山本のことを“家事要員”としてみなしているのではない。理由や、メリット/デメリットなんてゆうに凌駕して、その日あった何気ないことを話したい存在なのだ。最初は窮屈に感じていた山本からの手厚い食生活管理も、今や恋しくなってしまう。
「会いたくなっちゃった」と打ち明ける穂香と、それを“ただいまのハグ”で受け止める山本の2人はかわいらしく、やはりしっくりくる。
穂香の言動に不貞腐れてみたり、真っ直ぐ素直にリアクションを返す山本の憎めなさや茶目っけを、高杉はコロコロと変わる表情で見せてくれている。3兄弟の末っ子で兄2人から溺愛されているという設定もピッタリすぎる。