松村北斗&西畑大吾、“ほくだい”のバディ結成に高まる期待 二宮和也を尊敬する共通点も

 一方、西畑は2013年、関西ジャニーズJr.のユニット・なにわ皇子時代に、ドラマ初出演にして朝ドラ『ごちそうさん』(NHK総合)に出演。作品の時代背景に沿うように坊主にし、初出演とは思えない瑞々しい演技力で朝ドラ視聴者の注目を集めた。俳優としての活躍の一方で、なにわ男子のデビューツアー『1st Love』の演出を手がけるクリエイティブな一面を持つ。歌にダンス、トークとなんでもやってのける一方で、センターポジションに立てば圧倒する雰囲気を放つ。任された役割によって“加減”がコントロールできる印象だ。トーク番組にコメント出演した際には、初対面だからとスーツで登場したことを笑福亭鶴瓶が感心した様子で語っていたが、今回、西畑が演じる氷雨は「常識的な性格」のキャラクター。発表されたコメントでも、氷雨の変な部分も自分に似ていると語ったように、氷雨と西畑がシンクロするハマり役の予感。

 それぞれグループに所属しながら俳優としてのキャリアを重ねる2人。共通点はもうひとつ、二宮和也を尊敬している点も挙げられる。松村はかつて『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)で、どんな役者を目指すかと聞かれた際に、オリジナル性の高い二宮和也の名前を挙げながら「同年代の同じような役をやりそうな人たちからしたら“困るんだよな”と思うと思うんですよ」と答えていた。(※1)

 西畑も“強火”二宮担として知られ、様々な場面で語られてきた。二宮が主演を務めた2017年公開の映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』で共演を果たした西畑。二宮からは「現場を勉強しようとするところにしたらダメ」と直々にアドバイスを受けたことを明かした。(※2)また、ドラマ『教場』(フジテレビ系)出演時には、「“西畑が出ているからこの作品よかったよね”とか、作品の中でちょっとしたスパイス的な存在になれれば」と俳優としての強い目標を語っている。(※3)

 それぞれのスタンスはあるものの、両者ともに存在感のある俳優を目指そうという気概が伝わってくる。この夏、2人による熱い芝居が見られそうだ。

参照

※1. https://news.mynavi.jp/article/20220204-2264428/
※2. https://realsound.jp/2021/08/post-844129.html
※3.https://www.fujitv.co.jp/kyojo/interview/content-7.html

■放送情報
『ノッキンオン・ロックドドア』
テレビ朝日系にて、7月スタート 毎週土曜23:00~23:30放送
出演:松村北斗(SixTONES)、西畑大吾(なにわ男子)
原作:青崎有吾『ノッキンオン・ロックドドア』(徳間書店)
脚本:浜田秀哉
監督:堤幸彦ほか
音楽:fox capture plan
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:田中真由子(テレビ朝日)、尾花典子(ジェイ・ストーム)、長澤佳也(オフィスクレッシェンド)、小林麻衣子(テレビ朝日)
制作協力:オフィスクレッシェンド
制作:テレビ朝日、ジェイ・ストーム
©︎テレビ朝日

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