『らんまん』志尊淳演じる竹雄から溢れ出た「好きじゃ」 物語は高知編から東京編へ
竹雄には子供の頃から持ち続けてきた大切なものが2つあった。一つが綾を慕う気持ち。そしてもう一つが万太郎を支えるということ。それはいつしかタキからの命令を超えて、彼の中にある使命に変わっていた。炊事、洗濯、金稼ぎ、植物採集の手伝い。ダメ若の面倒を見るのが一番大変な道であると、竹雄は万太郎と一緒に東京へ行く道を選んだことを告げる。コケにされながらも竹雄がついてきてくれるということに万太郎は嬉しさを隠しきれない。万太郎と綾と竹雄が3人で一つであるならば、同時に万太郎と竹雄は2人で一つ。自由を見出した竹雄は、自身で選んだ道を歩み出した。前ではなく、横には万太郎がいる。
第6週より、いよいよ万太郎と竹雄の東京での暮らしがスタートする。週のタイトルは「ドクダミ」。湿った陰地に生える草で、それは万太郎の薄暗い下宿先を象徴している。一方で、名教館時代の学友・広瀬佑一郎(中村蒼)、そして万太郎の後の妻となる西村寿恵子(浜辺美波)が本格登場する。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『らんまん』【全130回(全26週)】
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣、広末涼子、松坂慶子ほか
作:長田育恵
語り:宮﨑あおい
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん
制作統括:松川博敬
プロデューサー:板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
演出:渡邊良雄、津田温子、深川貴志ほか
写真提供=NHK