2023.05.02 06:00

吉沢亮×山田裕貴×眞栄田郷敦にとって『東京リベンジャーズ』とは？　溢れるキャラへの想い

文・取材＝間瀬佑一、写真＝梁瀬玉実

山田「（撮影は）セッションみたいに、自分たちのものを出し合っていた」

ーーそんなキャラクターたちがバディとして活躍する姿を見せるのも、今作の魅力だと感じています。

吉沢：半間（清水尋也）×キサキ（間宮祥太朗）はいいですよね。この2人の関係って、ずっとよく分からない感じがして。お互いがお互いを、ただ面白がって一緒にいる感じがなんかカッコいいなと思います。

山田：その2人が好きなんだ。

吉沢：前作『東京リベンジャーズ』でキサキは「種は撒いた」くらいしか喋ってない。今作でようやく花が咲いている感じがします。この2人はめちゃくちゃハマっているなと思っていて、観てくださっている方たちももっと観たい2人だと思います。今作は2人の魅力が全開に出ていて良かったです。

山田：僕は溝高メンバーが好きですね。予告でも公開されていますが、「言いたい！　俺もなんかカッコよく言いたい！」みたいなやり取りとか、いいですよね（笑）。

映画『東京リベンジャーズ2』キャラクターPV〈溝高メンバー〉

眞栄田：僕が好きなのは、やはり場地と千冬（高杉真宙）です。師弟関係ではないけど、そういう関係性のエピソードが良い。あと、現場で高杉（真宙）くんが「場地さん場地さん！」って慕っている感じで話す声のトーンがめっちゃ好きです（笑）。

吉沢・山田：分かる。

ーー今回アクションシーンも多いですが、キャスト同士が現場で演技について話し合うことはあったのでしょうか？

山田：基本的にないですね。実際のアクションの相手とかだと息を合わせたりするので、組み合いのやりとりがあるかもしれないですが、「このシーンはこうしよう」みたいなものはないですね。面会室のシーンが特殊だったので、そこで初めてタケミチ（北村匠海）とどうしようかと話をしましたが、それ以外はないです。

ーーお互いに通じ合っていたというか。

山田：意思疎通が取れているから話し合わずにできるのではなく、みんな“受け取ろう”としてくれているからだと思うんです。投げたものを受け取って、また投げるみたいな。セッションみたいに、自分たちのものを出し合っている感じでした。

ーーたとえ激しい抗争のなかにあっても、まさに通じ合っているのを感じていました。最後に観客の方へメッセージをお願いします。

眞栄田：今回、場地、一虎、千冬と新メンバーが加わって、原作でもみんな好きな結成当時の話もあります。東京卍會の強さの根本だったり、逆にその弱さの部分だったりが描かれているので、ぜひ観てください。

山田：『運命』と『決戦』で、2つで1つのような作品です。それぞれ1時間30分と1時間36分で、頑張れば1つの映画として観られるんですよ。それでも（前後編に）分かれている意味があると思うし、先に『運命』を観たら「マジではやく後編みたい！」ってなります。撮影したみんなで観たときもそういう話になっていました。公開日は2カ月ぐらい空くので、その間に前作『東京リベンジャーズ』を観ていただいてもいいし、「もう1回『運命』観ておこう」みたいなのでもいいし、そうやって皆さんなりに楽しんでもらえたらいいなと思っています。

吉沢：前作より確実にいろんなクオリティが上がってます。映像もそうだし、表現もそうだし、より洗練されていて、面白いです。ぜひ観てください。

吉沢亮×山田裕貴×眞栄田郷敦インタビュー撮り下ろしカット【全11枚】

■公開情報
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』
全国公開中
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』
6月30日（金）公開
出演：北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮、永山絢斗、村上虹郎、高杉真宙
原作：和久井健『東京卍リベンジャーズ』（講談社『週刊少年マガジン』連載中）
監督：英勉
脚本：髙橋泉
配給：ワーナー・ブラザース映画
©和久井健／講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
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