オム・ジョンファの姿に夢中になる! 明日への勇気をくれる『医師チャ・ジョンスク』

勇気をくれる『医師チャ・ジョンスク』

 やりたかったことをできずに心に秘めたまま今を過ごし、このドラマを観ている人はどれくらいいるのだろうか。Netflixにて配信がスタートした韓国ドラマ『医師チャ・ジョンスク』。医師の資格を取ったが、結婚して専業主婦になった主人公が医師として復帰をするというストーリー。きっと忘れかけていた自分の野望を思い出させてくれるだろう。

 チャ・ジョンスク(オム・ジョンファ)は、医師として成功した友人のペク・ミヒ(ペク・ジュヒ)を前にして「子供を産んで立派に育てた」「国の発展に貢献してるってことでしょ」と自分を納得させるような言葉を発するが、病院にかかっている表彰状などを見て寂しげな表情を見せる。主婦になって20年経った今でも「せっかく医師になったのになぜ専業主婦を選んだの? もったいない」という言葉が彼女の頭の中でぐるぐるとしていた。

※以下、ネタバレ含む。

 そんな時、ジョンスクが乗っていたバスで男性が倒れてしまう。しかし、何もできずに震えるばかりで、運よく偶然通りかかった外科医のロイ・キム(ミン・ウヒョク)に助けられる。そして、家に帰ると義母には「子供のいるあなたのほうが100倍幸せに決まってる」と言われ、夕食の時間には大黒柱の夫ソ・インホ(キム・ビョンチョル)がすべての世界に変わる。夫とはベッドは別、肉体的な関係はほとんどなし。受験前の娘と医師の卵として忙しくする息子もいる。いつものように専業主婦として忙しく過ごしていたが、自分は急性肝炎で倒れてしまうのだった。

 初めて見学した手術が肝臓手術だったというジョンスク。まさか自分が受けることになるとはと動揺しながらも、手術室を懐かしむ。しかし一つ問題が起き、自分のドナーとなるはずだった夫がドナーを取りやめることにしたのだ。他のドナーが見つかり一命を取り留めたが、その事実を知ったジョンスクは「クソ野郎」とつぶやく。家に戻っても全ては元通り。部屋を模様替えしてみても、家の外へ出てみても心が満たされなかったジョンスクは、このまま死ぬのであれば自分がやりたいことを全部やってやろうと生まれ変わるのだった。

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