神木隆之介、志尊淳、佐久間由衣が『らんまん』を牽引 成長した“大人キャスト”を紹介

『らんまん』成長した“大人キャスト”を紹介

 連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合)の第2週となる「キンセイラン」が放送された。この週で子役の登場は終わり、いよいよ週明けの第3週からは18歳になった万太郎(神木隆之介)たちが本格登場することになる。

 熱演をふるってくれた子役たちに会えないと思うと寂しいものだが、一方でこれから登場する役者たちへの期待も高まる。今回は『らんまん』での青年期を演じる魅力的な役者陣を紹介したい。

神木隆之介(槙野万太郎)

 神木隆之介は本作の主人公・槙野万太郎の青年期を演じる。子役時代から活躍し、『あいくるしい』(TBS系)や『妖怪大戦争』(2005年)など数々の作品に出演。現在29歳でありながら芸歴27年の大ベテランだ。神木の魅力は、誠実さ溢れるルックスと、明るくほがらかな笑顔だろう。『らんまん』というタイトルにまさにぴったりの輝く存在として、朝のひと時を明るく照らしてくれるはずだ。万太郎は植物に魅了されていく一方で、当主として由緒ある酒蔵を守るべき存在でもある。責任を背負う立場でありながら大好きな植物と関わる道に進みたいと願う万太郎の葛藤を、神木がどのような芝居で表現していくのかにも注目したい。

志尊淳(竹雄)

 万太郎のお目付役であり、幼少期から万太郎を支え続ける竹雄を演じるのが志尊淳だ。万太郎の家の酒蔵「峰屋」の番頭の息子である竹雄は、まだ子供の頃にタキ(松坂慶子)に万太郎を支えることを命じられて以来、視聴者の胸が苦しくなるほど献身的に言いつけを守り抜いてきた。万太郎との間には「峰屋」の当主と使用人という枠を超えた深い絆を感じる。実はプライベートでも親交の深い志尊と神木。その2人が今後、こうした特別な関係性を演じるというのも『らんまん』の大きな見どころとなりそうだ。志尊と神木だからわかるテンポや、芝居での駆け引きが、竹雄と万太郎の関係性を魅せる上で重要なスパイスになってくれることを期待したい。

佐久間由衣(槙野綾)

 子役週でも大きな存在感を放った、万太郎の姉・綾。そんな綾を演じるのは芯の強さを感じさせる芝居が持ち味の佐久間由衣だ。朝ドラ『ひよっこ』(NHK総合)、『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系)、『最愛』(TBS系)、『初恋の悪魔』(日本テレビ系)などに出演してきた佐久間。ショートヘアと172cmの長身、ハンサムなルックスの中にフェミニンなかわいらしさが共存する不思議な魅力で視聴者を虜にしてきた。女性でありながら酒造りに魅了されていくという、言わば“切り拓く”存在になるかもしれない綾役は佐久間のイメージにもぴったりだ。実は綾にはまだ描かれていない背景があり、それについては今後明かされていくという。佐久間が表現する綾がどんな生涯をおくるのかにも、注目したい。

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