『スクリーム』第6作が北米でシリーズ新記録 『ウェンズデー』ジェナ・オルテガも出演

『スクリーム』第6作が北米でシリーズ新記録

 同じく初登場のスポーツコメディ『Champions(原題)』は、3028館で515万ドルを記録して第6位にランクイン。ウディ・ハレルソン演じる気難しいバスケットボールのコーチが、裁判所の命令を受けて知的障がい者のチームを指導することになる。

 本作は“スペインのアカデミー賞”ことゴヤ賞で作品賞ほか3冠に輝いた『だれもが愛しいチャンピオン』(2018年)のリメイクで、ファレリー兄弟の弟であるボビー・ファレリーが単独監督デビューを果たした。Rotten Tomatoesでは批評家スコアこそ54%だが、観客スコアは95%と好評。CinemaScoreでも「A-」評価を獲得した。観客の60%以上が35歳以上と、大人の観客から強い支持を得ている一作だ。

『クリード 過去の逆襲』©2023 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

 ちなみに前週の首位だった『クリード 過去の逆襲』は第2位に下降したが、3日間で2717万ドルを稼ぎ、前週比は-53.4%。どんな作品でも2週目の下落率が高く出やすい中、比較的低い下落率となったのはひとえに作品力と観客への訴求力だろう。北米興収は10日間で1億ドルを突破。海外興収7800万ドルを含み、世界興収は1億7935万ドルとなっている。

北米映画興行ランキング(3月10日〜3月12日)

1.『Scream VI(原題)』
4450万ドル/3675館/累計4450万ドル/1週/パラマウント

2.『クリード 過去の逆襲』(↓前週1位)
2717万ドル(-53.4%)/4007館(変動なし)/累計1億135万ドル/2週/MGM・UAR

3.『65(原題)』(初登場)
1230万ドル/3405館/累計1230万ドル/1週/ソニー

4.『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(↓前週2位)
700万ドル(-45.4%)/3105館(-720館)/累計1億9797万ドル/4週/ディズニー

5.『Cocaine Bear(原題)』(↓前週3位)
620万ドル(-44.3%)/3204館(-367館)/累計5166万ドル/3週/ユニバーサル

6.『Jesus Revolution(原題)』(↓前週5位)
517万ドル(-39.2%)/2519館(-56館)/累計3945万ドル/3週/ライオンズゲート

7.『Champions(原題)』(初登場)
515万ドル/3028館/累計515万ドル/1週/Focus Features

8.『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(↓前週6位)
270万ドル(-26%)/1675館(-625館)/累計6億7469万ドル/13週/20世紀スタジオ

9.『長ぐつをはいたネコと9つの命』(↓前週8位)
165万ドル(-39.9%)/1816館(-772館)/累計1億7962万ドル/12週/ユニバーサル

10.『Operation Fortune: Ruse de guerre(原題)』(↓前週7位)
128万ドル(-59.2%)/2168館/累計556万ドル/2週/ライオンズゲート

(※Box Office Mojo調べ。データは3月13日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります)

参照

https://www.boxofficemojo.com/weekend/2023W10/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/scream-vi-box-office-65-1235348571/
https://variety.com/2023/film/box-office/box-office-scream-6-opening-weekend-record-1235550774/
https://deadline.com/2023/03/box-office-scream-vi-2-1235284781/

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