スティーヴン・ソダーバーグ、『マジック・マイク ラストダンス』を語る メイキング写真も

ソダーバーグ監督『マジック・マイク』を語る

 3月3日に日本公開されるチャニング・テイタム主演映画『マジック・マイク ラストダンス』。監督を務めたスティーヴン・ソダーバーグのコメントとメイキング写真が到着した。

 男性ストリップダンスの世界の裏側と、そこで奮闘するダンサーたちの裏側をダンスシーンと共に描いてきた『マジック・マイク』シリーズ。無名時代にストリップダンサーだったテイタムの経験をもとに制作され、過去累計の世界興行収入は2億8600万ドル超えを記録している。第3弾となる本作では、『オーシャンズ』シリーズのソダーバーグが監督としてカムバックし、主人公マイクの人生をかけたラストダンス&ショーを描く。

 破産で全てを失い、長期間ステージから遠ざかっていた元ストリップダンサーのマイク(チャニング・テイタム)は、資産家の女性マックス(サルマ・ハエック)の依頼を受け伝統の街・ロンドンへ。人生の再起をかけて世界中のダンサーと人生最後の挑戦、一夜限りのラストショーに挑む。

 ソダーバーグ監督は、「シリーズ全体にも言えるけれど、とくに本作では、才能あふれるダンサーたちのパフォーマンスを見せることで、純粋に観客を楽しませたいと思った。また同時に、ダンスを使って観る者を惹きつけながらほかのアイデアを描こうともしたんだ」と、新たなダンスパフォーマンスを見せると決めた背景を語る。

 また、破産してすべてを失ったマイクに“手を伸ばしたら全てを手に入れることができる”という選択肢を与え、夢をあきらめない姿を描く物語を目指したと説明する。「欲望とは何か。それはどういう意味なのか。私たちの生きる世界において、愛や真剣交際は何を意味するのか。まばゆいばかりの振付とエキサイティングなダンスナンバーが散りばめられたこの映画でそんなリアルな疑問を模索している」と、世界から集められたダンサーたちの華麗なダンスシーンの背後で、最高のステージを求めるマイクとマックスの間に芽生える恋愛関係を描くことになったと明かしている。

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 公開となったメイキング写真は4点。1枚目は、今回が6度目のコラボとなるテイタムとの2ショット。ソダーバーグ監督がダンスのオーディションのシーンで指示を出し、テイタムが真摯に耳を傾けている様子が収められている。劇中の舞台となる劇場「RATTIGAN」の前でサングラスをかけたソダーバーグ監督のアップ写真も。1900年に大衆演芸場として設立されたクラパム・グランドが撮影場所として使用された。万人に愛され続けている伝統ある劇場は、キンクスやパブリック・エナミーなど数々のロックバンドの公演が行われた会場でもある。舞台となるロンドンを象徴する時計台「ビック・ベン」を背景に、ソダーバーグ監督がカメラを構える姿も捉えられている。さらにクライマックスとなるダンスシーンの撮影に臨むソダーバーグ監督をアップで捉えたカットも初公開された。

 シリーズに帰還したソダーバーク監督は本作について「全ての始まりである“ダンス”に焦点をあてる。最後の30分にわたる壮大なダンスシーンにこれまでの映画の全てをかけた」と語っている。

■公開情報
『マジック・マイク ラストダンス』
3月3日(金)公開
出演:チャニング・テイタム、サルマ・ハエック
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
配給:ワーナー・ブラザース映画
PG12
©2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
公式サイト:http://www.magicmike-lastdance.jp/

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