『警視庁アウトサイダー』柳葉敏郎の切なすぎる“幕引き” 架川と蓮見が追う敵は同じ?
「家族を守るために俺はお前を切り捨てた」と言い、自分で“幕引き”しようとする藤原に架川は迷いなく言う。
「“幕引き”なんて綺麗な言い方すんな。こんなところで野垂れ死ぬあんたの姿を見せられて確認させられる家族の身にもなれ。(中略)こんなとこでいなくなんねぇでくれ。俺はまだあんたから教わりてぇことがたくさんあんだよ」
彼の言葉をきっかけに自首することを決めた藤原はその途中、何者かの銃撃を受けてしまう。藤原が最後に架川に伝えたのは、信濃一家の闇金リストに名前があった“オリハラダイゴ”という名前。彼は10年前の長野県警の会計係長で、梶間の同僚だった。さらに梶間の犯行を決定づける証言をした男でもあったのだ。彼は1週間ほど前から失踪していると言われているが、藤原を銃撃したのと同じ男によって山中に埋められた“長野県警の犬”が同一人物だろう。
点と点がどんどん結びつき、架川と蓮見が追う敵の背中がシンクロし始める。そしてついに彼らの秘密を知ってしまった新米刑事・水木直央(上白石萌歌)。彼女は同じ頃自身の父親で警視庁副総監・有働弘樹(片岡愛之助)がなぜ組織犯罪対策にのめり込んでいったのか、その過去の一端についても知ることになる。
彼ら2人のことを監視している監察係の羽村琢己(福士誠治)も蓮見のなりすましの証拠をついに入手し、DNA鑑定を依頼。梶間と蓮見の親子関係が公になってしまうのも時間の問題だろう。一体この一連の流れには、何のために誰からのどんな大きな力が働いているのだろうか。
■放送情報
『警視庁アウトサイダー』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌、斎藤工、片岡愛之助ほか
原作:加藤実秋
脚本:髙橋泉
音楽:末廣健一郎
演出:木村ひさしほか
ゼネラルプロデューサー:服部宣之
プロデューサー:藤崎絵三、長谷川晴彦、山形亮介
制作協力:KADOKAWA
制作:テレビ朝日
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