『警視庁アウトサイダー』安定志向だった上白石萌歌が覚醒 濱田岳の正体も明らかに

『警視庁アウトサイダー』上白石萌歌が覚醒

 架川英児(西島秀俊)がエース刑事の蓮見光輔(濱田岳)と新米刑事・水木直央(上白石萌歌)の秘密に迫った『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)第3話。

 そして第3話目にして、事務職志望の安定志向だった直央に早くも大きな変化をもたらす事件が起きる。独身女性の連続失踪事件だ。多村加奈子(寒川綾奈)ら被害者女性はいずれもパッツン前髪、シャツのボタンを襟元までしっかり留めた真面目な印象の女性だ。さらにこの3人ともにマッチングアプリを利用しており、過激な持論をライブ配信する“人類総帥”の動画チャンネルの閲覧履歴もあった。

 直央は自らがマッチングアプリに登録し、おとり捜査に名乗りを上げる。加奈子が最後にマッチングしていた男と、“人類総帥”のライブ配信中にコメントを寄せていた“アーリー”という男のアイコン画像が一致し、生物学者・山野井昭(味方良介)に行き着く。

 山野井が加奈子の前で語っていた願望はおぞましく、「女性は真面目で従順がいい」とした上で、自身の理想は女王蟻のように無数の働き蟻、つまり無数の女を従え自身の帝国を築きたいというものだった。「あなたなら僕の子どもを生ませてあげますよ」と囁く偏った選民意識には虫唾が走る。

 山野井宅で加奈子の所持品とみられるものを押収し、何とか課長の矢上慶太(小松和重)に潜入捜査の許可を請うも、“強引な捜査は認められない”となかなか首を縦には振ってくれない。そんな様子を見かねた直央が思わず詰め寄る。

「だったら警察って何のためにいるんですか? 法律を守るためだけにいるんですか? 訴えられないためにいるんですか? 違うでしょ? 市民を守るためにいるんでしょ? 犠牲者を出さないために動くんでしょ? (中略)そんな小さな願いにも応えられないんだったら刑事なんて辞めます」

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