生田絵梨花が振り返る、グループ卒業からの1年 「全部が初めての経験みたいな感覚」

生田絵梨花、乃木坂46卒業からの1年を語る

 2021年12月に乃木坂46を卒業後、映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』をはじめ、『オールドルーキー』(TBS系)や『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)にレギュラー出演し、今後も映画『Dr.コトー診療所』の公開を控えているなど話題作への出演が続く生田絵梨花。12月9日より公開中の『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』では、ゲスト声優としてヒロイン・ヒポポの声と歌を担当している。この1年、順風満帆に見える活躍を見せている生田だが、本人曰くまだまだ納得できていない部分もあるという。ヒポポと同じように自信をなくすこともあるという生田に、2021年の活躍ぶりを振り返ってもらいつつ、2023年に向けての意気込みまで語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「いまだに怖くなっちゃう瞬間や自信がなくなっちゃうことがある」

ーー『かいけつゾロリ』という人気児童書シリーズのゲスト声優に抜擢されたときの心境はいかがでしたか?

生田絵梨花(以下、生田):『かいけつゾロリ』は私も小学生の頃に愛読していたので、大人になってからこういうかたちで携われることがすごく嬉しかったです。しかも今回は作品がミュージカル調だったので、それもダブルで嬉しかったですね。

ーー歌手を夢見るヒポポというキャラクターとご自身で重なる部分も多かったのではないでしょうか。

生田:そうですね。私自身も共感できるポイントは多かったです。表舞台に立つ仕事をさせていただいていますが、いまだに怖くなっちゃう瞬間や自信がなくなっちゃうことがあって……。そういうことを受け入れながらも前に進めるようなメッセージや楽曲が、この作品にはあるなと思います。

ーー生田さんでも怖くなったり自信をなくしたりすることがあるんですね。

生田:いや、めちゃくちゃありますよ! ずっとあるし、いまだにありますね。ある程度までは緊張していない自分を演じるんです。だけど、やっぱり人間だからちょっとコンディションが悪いときに、演じていた、麻痺させていたものがふと外れて急に怖くなったり、「どうやってやってたんだろう? もうできないかもしれない」って思ったり……。そういうことはめちゃくちゃありますね。

生田絵梨花

ーー最近でもそういうことはあるんですか?

生田:頻繁にあります(笑)。でも、最初の頃は、ダメだと思ったら、もうずっとそういうモードになっちゃっていたんですけど、最近は「あー知ってる、わかってる」「そう、そうだよ」ともう受け入れて、今はこんなんだけど、ちょっとでもできることを落ち着いてやろうというモードにシフトできるようになりました。でも、一番はやっぱり周りの人たちにすごく助けていただいているなと思います。たとえ自分がダメでも、「この人がこう思ってくれているんだったら、それに応えたい」と思いますし、「この人がいれば大丈夫」という方が周りにたくさんいらっしゃるので、そういう環境にはすごく助けていただいているなと思います。

ーーそういう意味では、今回のヒポポ役は声優に加え歌唱という大役も任されていたので、プレッシャーも大きかったのではないでしょうか。

生田:でもそれこそ今回は、音響監督の三間(雅文)さんが、中身を引き出してくださる方だったので、自分で「こういう声でやろう」というよりは、監督のディレクション通りにやった結果、ああいう声が出たという感じだったので、本当に救っていただいたなと思います。私はミュージカルをやらせていただくことが多いので、歌唱自体はそこまでハードルが高くはなかったんですが、声優の経験がほとんどなかったので、声だけで表現するのは本当に難しかったです。

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