『舞いあがれ!』目黒蓮が唐突の告白 タイトルの「別れと初恋」の意味とは?

『舞いあがれ!』目黒蓮が唐突の告白

 『舞いあがれ!』(NHK総合)第48話で、水島(佐野弘樹)が航空学校を去る。仲間たちのムードメーカーだった水島は最後まで明るかった。舞(福原遥)は涙を浮かべて水島の背中を見送る。一方、水島にフェイルを言い渡した大河内(吉川晃司)は「パイロットには不適合」と書かれた書類を見つめていた。映し出されたその背中には、どことなく心苦しさが感じられた。

 舞たちにはソロフライトが待ち受けており、気落ちしたままではいられない。「もう仲間からフェイルは出したくないし」という吉田(醍醐虎汰朗)の言葉を受けて、中澤(濱正悟)も矢野(山崎紘菜)も奮起する。そんな折、舞は吉田から指導教官を変えてもらう手段があると聞かされる。今までフェイルした学生の多くが大河内教官の班から出ていた。舞の脳裏には「努力をしてもパイロットになれない学生はいる」「私がここにいるのは、そういう学生を落とすためでもあるんだ」という大河内の言葉が浮かぶ。

 しかし舞は、柏木(目黒蓮)と共に大河内から指導を受けることを選んだ。そのきっかけは柏木の言葉だ。ルームメイトでもあった水島が去り、舞以上に落ち込んでいた柏木だが、舞から指導教官を変える手段を教えられると「俺は大河内教官から絶対に逃げない」とはっきり述べる。「俺たちが逃げたら、フェイルした水島は何だったんだ」という言葉に、柏木が水島の努力を近くで見てきたこと、水島のフェイルを誰よりも悔しく思っていることが改めて伝わってくる。「大河内教官を見返してやる」「俺が大河内教官を逃がさない」負けん気の強い柏木らしい意志が舞の心を打ち、舞は「何や私も吹っ切れました」とようやく明るい笑顔を見せた。

 第48話では、共に訓練に励む中でお互いを支え合ってきた舞と柏木の関係が発展する。消灯時間が過ぎた寮内で、舞と柏木は守衛に見つからないよう食堂の机の下に隠れることに。「フフ、何や、かくれんぼみたいですね」と笑いかける舞を見て、柏木は「俺……お前のことが好きだ」と唐突に告白する。

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