至高の演技ドルEXO D.O.がマルチに活躍 俳優ド・ギョンスの演技力に浸る作品3選

ド・ギョンスの演技力に浸る作品3選

 いまや韓国ドラマに欠かせない演技のできるアイドル=演技ドル。彼らは輝くばかりの端正なヴィジュアルを誇り、歌にダンスに演技までマルチにこなす。そんな演技ドルの中でも、歌手としてのずば抜けた歌唱力だけでなく、俳優としても圧倒的な演技力で人気なのがEXOのD.O.(ディオ)だ。俳優活動は本名のド・ギョンスとして活躍中の彼は、2014年公開の映画『明日へ』でスクリーンデビュー、同年地上波ドラマ『大丈夫、愛だ』でドラマデビューを果たした。以降、数々の作品に出演し、百想芸術大賞で映画部門人気賞、青龍映画賞で新人俳優賞、第2回 THE SEOUL AWARDSで映画部門人気俳優賞受賞など数多の賞を受賞している。そんな彼は演技力の高さから2015年に「評論家100人が選んだアイドルの中で最も期待される演技有望株」にも選ばれている。

除隊後のドラマ復帰作『真剣勝負』

 2019年7月にアイドルとしては早めの兵役を果たし、2021年に除隊。除隊後のドラマ復帰作『真剣勝負』では、BTOBのユク・ソンジェ、Girl’s Dayのヘリらとともに演技ドルとして堂々とした演技で視聴者を惹きつけている。

 本作は、ド・ギョンス演じる主人公のチン・ジョンが型破りな検事として、悪人を懲らしめていくリーガルアクションコメディだ。ヒロインである先輩検事のシン・アラ役を、驚異的な視聴率38.2%で幕を下ろした『紳士とお嬢さん』のパク・ダンダン役で注目のライジングスター、イ・セヒが演じている。子どもの頃から正義を守る剣士になるのが夢だった正義感の強いジョン少年は、全ての悪人を懲らしめる本物の剣士として、木刀を持った検事ジョンとなる。悪を懲らしめるためなら違法行為でも平気でおこない、スーツは着ずにジャージ姿で検察に出勤し、敵と戦うときには木刀を使うハチャメチャ検事のジョン。

 ド・ギョンス本人が持つ朴訥な少年のような、お地蔵様のような雰囲気に、髪を染めたワイルドさを感じさせるパーマヘアと、荒々しい言動や行動のジョンの融合感がすこぶるいい。リーガルドラマ特有の1話ずつのオムニバス的ストーリー展開ではなく、1話から1つの事件を追う形でストーリーが進んでいく。事件解決のためなら、どんな手段でも構わず実行するジョンの無謀さに見ていてギョッとしたり、ハラハラしたり、笑ったりと今までにない検事のキャラクターをギョンスが魅力的に演じている。アクションシーンも多く、荒々しいギョンスや、母親に弱くかわいいところや、ヒロインであるアラに「好きになってもいいか?」とドキッとすることを言うシーンもあり、さまざまな顔を見せてくれるギョンスを堪能できる作品だ。

ファンタジーアクション映画『神と共に』シリーズ

 そして、俳優ド・ギョンスを語るに欠かせないのが、『神と共に 第一章:罪と罰』(2017年)『神と共に 第二章:因と縁』(2018年)。超ド級ファンタジーアクション映画で、韓国では歴代3位となる興行成績を記録し、多数の賞を受賞した作品だ。本作は、仏教感を取り入れた輪廻転生、CGを多用した地獄の圧巻映像演出、第一章と第二章のストーリー展開の巧みさ、人間心理の描写の秀逸脚本と、素晴らしいのオンパレードで絶大な人気を誇る。ド・ギョンスは軍人役ウォン・ドンヨンを演じている。

 心身に問題を抱える一等兵として、常に虚ろな眼をし、おどおどしたドンヨン。気弱で覇気がなく、繊細ですぐにパニックに陥るさまを演じるギョンスの変貌ぶりに驚かされる。ドンヨンが起こした事件が映画の中でもキーとなる、重要な役なのだが、ギョンスの感情表現力の深さと高さに唸らせられる。演技ドルの枠を超えた至高の俳優、神に愛された憑依演技はギョンスの演技人生の中でも代表的なものといえるだろう。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる