小芝風花の魅力は永遠に尽きることがない 『城塚翡翠』シリーズでも際立つ多彩な演技

『城塚翡翠』で際立つ小芝風花の多彩な演技

 現在、25歳の小芝を「令和のコメディエンヌ」とくくってしまえば簡単だが、じつはそれだけではない。モノの気持ちがわかってしまう清水萌子美を演じた『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(2021年/テレビ朝日系)では、口数が少なく繊細な“感覚”を持つ主人公を表現。映画『貞子DX』(2022年)でも、IQ200の天才大学院生・一条文華を演じ、どんな役でも物語に寄り添った演技ができることを証明してみせた。

『貞子DX』©︎2022『貞子DX』製作委員会

 今後、小芝は『invert 城塚翡翠 倒叙集』にて、どう踊るのか。期待は膨らむばかりだが、それと同時に“これから”の彼女も目が離せない。コメディ作品はもちろん、『モコミ』『貞子DX』で見せたような、近年のイメージを覆す作品に出演する可能性だって十二分にある。

 経験を積むたびに、役者としての魅力が増していく「俳優・小芝風花」。一方で、深堀りすればするほど「まだこんな一面があったのか」といい意味で裏切られ、謎が深まるのも事実である。小芝が作品に携わる限り、このミステリーは誰にも解けない。

■放送情報
『invert 城塚翡翠 倒叙集』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~放送
出演:清原果耶、小芝風花、田中道子、須賀健太、及川光博
原作:相沢沙呼『invert 城塚翡翠倒叙集』『invert II 覗き窓の死角』(講談社)
脚本:佐藤友治
脚本協力:相沢沙呼
演出:南雲聖一、菅原伸太郎、伊藤彰記
チーフプロデューサー:田中宏史、石尾純
統轄プロデューサー:荻野哲弘
プロデューサー:古林茉莉、柳内久仁子(AX-ON)
協力プロデューサー:藤村直人
音楽:Justin Frieden
主題歌:「妖」福山雅治(アミューズ/ユニバーサルJ)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/hisui/

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