『シュルプ』運命の再会に曇り顔のムン・サンミン 後継者決定の裏で明かされた事実

『シュルプ』ムン・サンミンが運命の再会

 ソンナム大君が世子になったことで明かされた闇は、ウィソン君(カン・チャニ/SF9)が王の実子ではないという事実だった。追い詰められたファン淑媛(オク・ジャヨン)は世子を毒殺する計画で大妃を口止めさせるようだ。大妃は権力を得られるのであれば、これほどの裏切りはむしろ利用できると考えるはずである。また、王の実子ではないとなればクォン医官(キム・ジェボム)と反逆を準備していた可能性が否定できなくなる。王が調べている内通者はファン淑媛だったとも説明がつくからだ。

 次回予告では王宮の外で暮らすことになったウィソン君の元をクォン医官が訪ね、「王を踏み台にして上り詰めないか」と仲間に誘うような場面があった。周りに流されるウィソン君はこの謀反計画に加わるであろう。一方で、クォン医官を王宮に呼んで亡くなった世子(ぺ・イニョク)の死因を共に解明しようと声をかけたのはファリョンだ。2人は敵ではあるが、この件に関しては目的が一致している。亡くなった世子が病ではなく誰かに殺されたと判明すれば、テイン世子も他殺された可能性が高く反逆の名分にもなるからだ。この過程でファリョンがクォン医官の計画に気づくかが鍵となるだろう。

 さて、同じ貝殻を持った運命の再会を果たしたはずの世子は、チョンハが大妃側の人間だと知って距離を取ってしまう。どうやら大妃の指示で意図的に近づいてきたのだと思い込んでいるようだ。チョンハの気持ちを知るファリョンが架け橋となるのか、世子の命を狙う大妃からチョンハが世子を救うのか、どんな展開になっても2人が笑顔で対面できる日が待ち遠しい。次回はある日突然父親(?)になった三男ムアン大君(ユン・サンヒョク)にスポットライトが当たる。ムアン大君の想い人・チョウォル(チョン・へウォン)とファリョンは縁があることが描かれていたが、この縁はどのように続いていくのだろうか。一難去ってまた一難。ファリョンが王宮を走り回る日はまだまだ続きそうだ。

■配信情報
『シュルプ』
Netflixにて配信中
(写真はtvN公式サイトより)

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