『ミステリと言う勿れ』ドラマ最終回の伏線は回収される? 劇場版に期待するポイント
2021年10月期の月9ドラマ枠で放送された『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)。毎話驚愕の展開を迎えるシナリオや演出、主演・菅田将暉が主人公の久能整を見事に演じていることで人気を誇っていた同作が映画化され、2023年秋に公開されることが11月21日に発表された。
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改めて本作はなぜここまで大きな人気を得ることができたのだろうか。そして映画化されるにあたって期待したいこととは。ライターのNana Numoto氏は、まずは「ドラマ版で回収されなかった伏線」だと語る。
「ドラマ版のラストは、犬堂我路(永山瑛太)と久能整(菅田将暉)くんが再会するという一番いいところで終わっていて、ドラマの中で明かされるだろうと思っていた謎が明かされないままでした。残された伏線は、犬堂愛珠(白石麻衣)の死の真相や、“先生”という謎の心理カウンセラーの存在、そしてドラマ全体を通して登場した星座がモチーフのアクセサリーです。このアクセサリーは、三船三千夫(柄本佑)や下戸陸太(岡山天音)など、かつて犯人として登場したキャラクターたちもそのアクセサリーを持っていました。なのでこうした伏線が回収されていくのかにも期待したいですね」
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Numoto氏は、ドラマ版の放送が決定した当時、話題になっていたのは、意外とも思えるキャスティングだったと明かす。
「もともと原作漫画自体がすごく人気があった作品です。その上で、まず一番最初に話題になったのは、主人公・久能整の特徴的なビジュアルでした。パーマにマフラー、そしてダッフルコートを着ている姿が印象的で、放送前は、菅田さんのキャスティングは原作のイメージからは意外だったとの意見も飛び交っていましたね。それでも第1話の長台詞、そして魅せる芝居が必要になるシーンで菅田さんの演技力が光っていて、ピッタリの人選だと感じました。それにライカ(門脇麦)や我路など、実写化するにはあくが強いビジュアルのキャラクターが多いのですが、どの役者さんも違和感を感じさせない演技をされていました」
そんな本作は、改めて何が魅力だったのか。
「整くんが毎話名台詞を言うのですが、やはりそれを視聴者みんなが楽しみにしていましたね。毎回スッと心が軽くなるような、新しい視点から物事を見ることできる、新たな気づきがあるというところが作品の魅力でした。映画化されてもその魅力は変わらず引き継いでほしいポイントですね」