『アトムの童』新生アトムの逆襲が始まる 敗北を知った那由他と隼人の成長
保護者にゲームを反対され、「俺たちの作ったゲームなんてこの世に必要ないのかもな」とつぶやいた那由他と、技術を応用する一方で新しいアイデアを思いつけなかった隼人は、子どもとの触れ合いがきっかけとなって、シリアスゲームの開発に舵を切る。那由他が翔太と仲良くなったのはゲームがきっかけで、すべての起点にゲームを楽しむ心情があることは『アトムの童』が伝える一貫したメッセージだ。
那由他たちが手に入れたのは外の世界との接点であり、誰かのためというやりがいだった。那由他は翔太のことを考え、隼人は那由他に刺激を受けて、海は保護者に理解を求めることで、内向きになっていたベクトルがふたたび外を向いた。繁雄(風間杜夫)や八重樫(でんでん)、各務(塚地武雅)もゲームの完成にひと肌脱いだ。出来上がったゲームの威力はすさまじく、売却によって資金を手にした那由他と隼人はアトム玩具の跡地を買い戻した。
バラバラになっていた仲間が集結し、新たな旅に出発する。資金もアイデアもゼロからのスタートで、新会社「アトムの童」は苦戦を強いられると予想されるが、以前と違う点もある。那由他と隼人、海が経験値を積んで確実にレベルアップしていることだ。敗北を知った那由他は人の話を聞くようになり、隼人はより思慮深く、海は冷静な判断を下せるようになった。立っている場所が同じでも、自分自身が変われば見える風景は変わる。新生アトムの逆襲が始まる。
■放送情報
日曜劇場『アトムの童』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:山﨑賢人、松下洸平、岸井ゆきの、岡部大(ハナコ)、馬場徹、栁俊太郎、六角慎司、玄理、飯沼愛、戸田菜穂、皆川猿時、塚地武雅(ドランクドラゴン)、でんでん、風間杜夫、オダギリジョー
ナレーション:神田伯山
脚本:神森万里江
演出:岡本伸吾、山室大輔、大内舞子、多胡由章
プロデュース:中井芳彦、益田千愛
音楽:大間々昂
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/atomnoko_tbs/