『舞いあがれ!』若林元太、成長した一太として登場 舞&貴司とどんな関係に?

『舞いあがれ!』若林元太が成長した一太に

 朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK総合)のヒロイン・舞(福原遥)が幼少期、自分自身を解放し取り戻した場所・五島列島。 “周囲に迷惑がかからないように、心配をかけないように”ということばかり優先し、自分の本音は後回しにする癖のついていた舞が、大好きな祖母・祥子(高畑淳子)や近所の人に温かく寛容に見守られながら、他の誰でもない自分自身の人生を乗りこなす術を学んでいった。そんな舞が「パイロットになりたい」という夢を胸に再び五島列島を訪れるのだから、彼女自身の成長はもちろん、時の流れに想いを馳せずにはいられない。

 祥子は舞を一人の対等な人間として彼女の意思を尊重しようとしていたし、近所に住む同い年の一太(野原壱太)は持ち前の明るさとざっくばらんさで、舞に対しても病気がちの女の子として特別扱いもせず、分け隔てなく接していた。舞の人格形成の要を果たしたとも言える経験、思い出の中心にある五島列島に大学生になった舞が訪問し、そこで同じように成長した一太の姿が見られるようだ。

 成長した一太役を演じるのは若林元太で、本作が朝ドラ初出演となる。優しくてひょうきん、無邪気で素直な一太の雰囲気に若林はぴったりで、幼少期から持つ一太の憎めなさをそのままに、面影を残して体現してくれそうだ。幼少期、舞が東大阪に帰ることが決まると「ずっとおらんね!」と名残惜しそうに舞のことを引き止めていた姿が思い出されるが、きっとこの再会は一太にとっても願ったり叶ったりのことではないだろうか。

 ただ、今回の五島列島への舞の旅の目的は幼なじみの貴司(赤楚衛二)に会いに行くこと。ある意味、東大阪での幼なじみと五島列島での幼なじみが出会うことになり、舞を取り巻く三角関係のような構図が出来上がる可能性もあるかもしれない。

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