『ファーストペンギン!』涙ながらに思いを打ち明ける鈴木伸之 奈緒が見据える未来とは

『ファーストペンギン!』鈴木伸之の思い

 『ファーストペンギン!』(日本テレビ系)第6話で、若手漁師の永沢(鈴木伸之)がさんし船団丸を離れた。

 前回、「子どもができたから会社を辞める」と和佳(奈緒)に告げた永沢。神戸にいる永沢の彼女・白峰アイナ(足立梨花)は「ずっと(永沢)一希に漁師をやめてほしかった」と和佳の説得も笑顔で交わすような、高飛車な女性。アイナに漁師の将来性を認めさせるため、和佳はちょうどよく舞い込んだお魚ボックスのテレビ取材でイメージアップを目論んだ。

 「岩田ちゃん」こと岩田絵里奈アナと菅谷大介アナが本人役で出演する劇中のニュース番組でお魚ボックスは大々的に取り上げられるものの、アイナからは「見たよ」「正直、だから何って感じだったかな」と素気ない返事がくる。アイナの目的は、和佳やさんしを捨てて、永沢が自分のために願いを叶えてくれること。仕事よりも自分を優先してくれることがアイナにとって大事だった。

 歪んだ愛情表現で接してくるアイナを、きっと変わってくれると信じている永沢。彼もまたかつての和佳のような“ファーストペンギン“だった。それは都内で働いていた前職時代、上に業務改善を訴えたが、結果的に永沢がハブられることになってしまう。そんな過去があったからこそ、社長として孤軍奮闘する和佳の姿が永沢にはかっこよく見えた。じっと見つめたり、手を差し伸べていたのはそのことからだ。

 永沢の中で次第に湧き出る熱い感情。元々強い気持ちや執着が薄い性格の永沢が涙ながらに和佳へと打ち明けた「俺は本当は、ここにいたいのにって思ってます」という正直な思いだった。それでも、永沢は彼女のため、お腹の中にいる子供のために、寄り添うことを決めた。和佳は永沢に「ずっとここにいるからね。いつ帰って来てもいいんだからね。永沢くんと気持ちの変わったアイナさんと可愛い子供と3人で。そんなふうにこの先の景色、見たっていいんだから」と声をかける。

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