ピョン・ウソクの憂いを秘めた瞳 『20世紀のキミ』で新たな“初恋のアイコン”に

ピョン・ウソク、新たな“初恋のアイコン”に

 青春映画『20世紀のキミ』が好評だ。韓国内でも比較的高い評価を得ているが、世界最大規模の映画データベースサイトIMDbで10点満点中7.3点を受け、『モラルセンス ~君はご主人様~』、『夜叉 -容赦なき工作戦-』、『カーター』など、今年公開されたNetflix韓国映画5本の中で最高点を記録している。本作で一際眩しい輝きを放ち、新たな“初恋のアイコン”として急浮上しているのがピョン・ウソクだ。

 20歳でモデルとしてデビューし、様々なショーに立ってきた彼は、2016年にドラマ『ディア・マイ・フレンズ』で、俳優の道に入った。『私たちのブルース』や『大丈夫、愛だ』などを執筆した名脚本家ノ・ヒギョンが手がけた作品なだけに、キム・ヘジャ、ゴ・ドゥシム、ナ・ムニ、ユン・ヨジョンなど、韓国で「先生」と呼ばれるベテラン俳優陣が一堂に会した作品だった。大きなプレッシャーの中、彼はユン・ヨジョン演じるチュンナムの甥の役を演じた。分量は少ないながらも愛嬌ある演技と眩しい笑顔で強烈なインパクトを残し、大衆に名前を刻印させた。

 その後はライジングスターとして注目され、『恋愛ワードを入力してください〜Search WWW~』、『花が咲けば、月を想い』など、甘い瞳で女心を揺さぶってきた。特に『コッパダン ~恋する仲人~』は、本国で連日話題に上がった、彼の麗しい韓服姿が拝めるのはもちろんだが、朝鮮時代の結婚コンサルタントによる“婚活ミッション”という素材も斬新で興味深いため、ぜひ一度観るべき作品だ。

『青春の記録』(tVN公式サイトより)

 彼が一躍大きな注目を浴びたのが、ドラマ『青春の記録』だろう。彼は自身と同じ、モデル出身俳優のウォン・ヘヒョ役を引き受けた。切ない片想いの感情を繊細に表現して女心を溶かしただけでなく、パク・ボゴムとの完璧なブロマンスで「ロマンスよりもときめく」という好評を導くことに成功した。

 良いキャラクターに出会えれば、一気にトップスターの席に座るだろうと期待されていた彼が、まさに今『20世紀のキミ』で「人生キャラクター」に出会った。

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