『君の花になる』夢物語にリアルなメッセージも　団結力を高めた8LOOMの事態が好転

　ダンスの振り付けは、最年少でありながら気遣い上手で、いつも弾とメンバーをつないできたメンバーカラー・ピンクの成瀬大二郎（宮世琉弥）が立候補。そしてライブMCや事務所との交渉事はちょっぴりネガティブ思考ではあるものの現役大学生で根はしっかり者のメンバーカラー・白の一之瀬栄治（八村倫太郎）が。「しんど過ぎないトレーニングプランを考える」と言ってくれたのは、一見クールなのに天然キャラというギャップの持ち主のメンバーカラー・紫の久留島巧（NOA）だ。

　メンバーに活を入れる気合担当は、ちょっぴりケンカっぱやいけど熱い心の持ち主であるメンバーカラー・青の古町有起哉（綱啓永）。対して「しんどそうなメンバーのメンタルケア」という大切な役割を担うのが、ここぞというときに鼻が利くメンバーカラー・オレンジの桧山竜星（森愁斗）。そして、最後に「あと何が空いてる？」と出遅れたメンバーカラー黄色の小野寺宝（山下幸輝）には、まさかのリーダーという役職まで渡してしまうことに。

　“自分ならではの持ち味”はあっても、“自分にしかできない仕事”というものはないのかもしれない。もし全力を尽くしたにもかかわらずうまくできなかったとしたら、それはやり方を変える必要があるだけで、自分自身を否定することはないのだ。仲間を信頼してパスを出したら、物事が一気に好転することもある。

　では、8LOOMのマネージャーという役割を、クセ強マネージャー・添木（宮野真守）から、香坂へとチェンジしたことで事態はどうなるのか、というのが次話の見どころ。CHAYNEYをスターへと売り出したように、香坂によって8LOOMは大きく羽ばたくことができるのか。もちろん、そこにはまたあす花と弾にとって試練と呼べる出来事が巻き起こることだろう。そして、あす花の言動にまたハラハラさせられると思われるが、きっと弾やメンバーたちの笑顔の花が咲き誇るような展開が待ち受けていると信じて楽しみたい。

■放送情報
火曜ドラマ『君の花になる』
TBS系にて、毎週火曜22:00～22:57放送
出演：本田翼、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、志田彩良、菊田竜大（ハナコ）、川津明日香、木南晴夏、宮野真守、内田有紀、竹中直人、夏木マリ
脚本：吉田恵里香
プロデューサー：黎景怡、宮﨑真佐子
演出：坪井敏雄、加藤尚樹、宮崎陽平
製作著作：TBS
©︎TBS
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