長濱ねるが“原点”の場所で放つ輝き 必然だった『舞いあがれ!』の出演
長濱ねるが『舞いあがれ!』(NHK総合)にて演じているのは、東大阪から長崎・五島へと移住してくるヒロイン・舞(浅田芭路)を温かく迎え入れる島の住人・山中さくらだ。舞の祖母・祥子(高畑淳子)とはまた違った角度から、その明るく、ポジティブかつ気さくなキャラクターで「面白いお姉さん」として舞の心を開いていく存在だ。さくらが多様する「ばえ〜!」といった五島の言葉や、遠距離恋愛中の彼氏を待つために港のお土産屋さんでアルバイトをする健気な姿など、周りを元気にする『舞いあがれ!』における盛り上げ役の1人である。
そんなさくらを演じる長濱は五島出身。4歳から7歳まで中通島にある、人口約1800人の奈良尾地区で育った。大きくなってからも度々五島を訪れており、島の郷土料理やばらもん凧を作ったりもしていたそうだ。長濱にとって五島は、帰ってくる場所であり、原点。離れていても彼女の心にはいつも五島があった。
欅坂46時代に発売された1st写真集『ここから』(講談社)も五島がロケ地。自然溢れる五島の海の綺麗さを伝えながら、島で出会った子供達やお世話になった方との再会でハグをする感動的なショットなど、童心に帰った18歳の長濱がそこにはいる。
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2020年7月7日にドキュメンタリー番組『セブンルール』(カンテレ・フジテレビ系)で電撃的に芸能界を復帰した長濱。『セブンルール』出演と同時に開設されたTwitterのヘッダーに収められているのが中通島の奈良尾港であり、今もその設定は変わっていない。モデル、エッセイスト、ラジオパーソナリティなど、好奇心の赴くままに幅広く活躍している長濱。そのコンテンツの原点を辿っていくと、自然と五島へと立ち返ってくる。