ユク・ソンジェ、兵役復帰作で演技ドルまっしぐら? 『ゴールデンスプーン』で放つ精彩
BTOBのユク・ソンジェが新たな顔を見せ、精彩を放つ『ゴールデンスプーン』がディズニープラスにて配信中だ。
アイドルグループBTOBのマンネ(末っ子)でサブボーカルを務めるユク・ソンジェは、歌はもちろん、演技ドルとしても着々とステップアップを重ねている。学校シリーズの『恋するジェネレーション』(2015年)では優しくて温かい2番手男子のコン・テグァン役で本命役のナム・ジュヒョクとどちらも素敵で選べないと嬉しい悲鳴を上げさせ、2番手役ながら絶大な人気となり主演のキム・ソヒョンとKBS演技大賞のベストカップル賞を受賞した。
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2017年)では、天真爛漫なお坊ちゃんと神が憑依し、オーラ、顔つき、声まで別人格となるユ・ドクファを演じ分け、俳優ユク・ソンジェがその実力を証明してみせた。入隊前には『サンガプ屋台』(2020年)で屋台でバイトをする特殊能力を持つ青年を演じ、『ゴールデンスプーン』でも共演しているチェ・ウォニョンと息のあった演技を見せた。
そんなユク・ソンジェの復帰後第1作が、韓国の階級制度をスプーンの色に例えて格差社会を揶揄するBTSも歌う、「スプーン階級制度」をテーマとした本作だ。スプーン階級制度とは、生まれた家の資産や財力で財力がある順番から、金、銀、銅、土の色にスプーンを分け、日本の“親ガチャ”と同じように「親の職業や経済力で子どもの人生が決定する」という考え方のことを表す。本作は、原作がNAVERウェブトゥーン漫画の『金のさじ』をドラマ化したもので「貧困家庭で生まれ育った主人公が不思議な老婆から“金のスプーン”を買ったことにより、お金持ちの家の子どもと入れ替わる」という物語だ。タイトルの『ゴールデンスプーン』は、金のスプーンをそのまま表し、物語の中で重要なアイテムとして登場人物たちを翻弄する。
ユク・ソンジェ演じる主人公イ・スンチョンは貧乏な家に生まれるが、成績が良く同級生は裕福な家の子どもばかりの優秀校ソウルチェイル高校に通えている。しかし、家が貧乏なことで同級生からいじめを受けるスンチョンは、自身の境遇を辛く思いお金持ちの家の子になりたいと強く願う。同級生の中で一番のお金持ちの家のトシングループ財閥の息子であるファン・テヨン(イ・ジョンウォン)は、裕福だが冷たい家族関係と過去の事件によりパニック障害を抱えていた。土のスプーンであるスンチョンも、金のスプーンであるテヨンもどちらも境遇に苦しみ、暗い表情をして苦しい生活をしている。そんな中、スンチョンは不思議な老婆に偶然に出会い、このスプーンで食事を3回すれば、その家の子どもになることができると言われ、金のスプーンを買うことに。