吉沢亮、朝ドラ・大河から月9へ “初づくし”のドラマ『PICU』への期待

吉沢亮、朝ドラ・大河から月9へ

 吉沢亮が主演を務める、フジテレビ系“月9”ドラマ『PICU 小児集中治療室』が10月10日よりスタートする。今作は、月9ドラマ初出演にして初主演、初の医師役と吉沢にとって“初づくし”のドラマとなる。

 吉沢は、母が応募した『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』でRight-on賞を受賞。その後、俳優デビューを果たし、『仮面ライダーフォーゼ』(2011年/テレビ朝日系)で朔田流星/仮面ライダーメテオ役を演じた。その後も順調にキャリアを重ね、『なつぞら』(2019年/NHK総合)で朝ドラに初出演。ヒロイン・なつの初恋の人で幼なじみの天陽を演じた。『空の青さを知る人よ』(2019年)では声優に初挑戦し、金室慎之介役で31歳と18歳を一人で演じ分けた。

 絵画かと思われるほどの端正な顔立ちが特徴の吉沢は、映画映画『銀魂』(2017年)の沖田総悟役や『東京リベンジャーズ』(2019年)の佐野万次郎役など、漫画が実写化されたものでは、そのビジュアルが原作キャラに限りなく近く、原作ファンからも好評を得る。一方で、クセのある役や、どこか残念な三枚目の役もお手のもの。そんな彼の集大成が一農民から武士となり、幕府を支える幕臣、明治政府では官僚も務めた実業家・渋沢栄一を演じた大河ドラマ『青天を衝け』(2021年/NHK総合)だった。

 今作『PICU 小児集中治療室』は、その『青天を衝け』以来の連ドラ主演となる。PICUとは、Pediatric Intensive Care Unitの略称で、小児専門の集中治療室のこと。高度かつ集中した治療が必要とされるおよそ15歳以下の子どもを対象にした、いわば“子どものためのICU”だ。舞台は北海道。吉沢はその北海道で生まれ育った27歳、駆け出しの小児科医・志子田武四郎を演じる。実は、“舞台が北海道”というのがポイントとなっており、広大ゆえ「大規模なPICUの運営は極めて困難」というこの地で志子田は、PICUの設立に奔走していくことになる。

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