『シスターズ』キム・ゴウンらが探す、消えた700億ウォンと貧困から抜け出す方法

『シスターズ』消えた大金と貧困

 第1話から物語の重要な鍵となる花、“青いラン”について、第3話、第4話ではさらに踏み込んだ展開に。青いランは約3万種のランの中で最も神秘的なランであり、ベトナムの密林で数株を手にしたものたちが亡くなったことから、“死のラン”と呼ばれているという。死者が出るたびにこの青いランが目印のように置かれているのだが、3姉妹がそれぞれ違う場所でこの青いランに出会っている。今後青いランにどういう意味が込められているのか、3姉妹が青いランの持ち主とどう絡んでくるのかが見ものだ。

 インジュと共に、横領された700億ウォンの行方を捜すオーキッド建設海外法人財務本部長のチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)が、パク・ジェサン弁護士(オム・ギジュン)と繋がっていることもわかった。ドイルがインジュの味方なのか敵なのか。インジュはドイルを金の亡者といい、ドイルはインジュを小さな台風を起こし空気の流れを変えていくゲームチェンジャーだという。ドイルの目的がはたしてお金だけなのかが気になるところだ。

 韓国一の富豪家系であるウォンリョン一家と、図らずも3姉妹ともが関係を持ってしまっている。インジュは700億ウォンを巡る横領金の行方を、インギョンは、記者としてジェサンの闇を暴こうと、インヘはウォンリョン一家の娘パク・ヒョリン(チョン・チェウン)の友人として。

  3姉妹が、貧困から抜け出すためにそれぞれの選択を第4話までで迫られた。人が変わったようになったインヘと亡くなった妹の存在も気になるところだ。ネットでは3姉妹それぞれの価値観の違いに、誰に共感できるか、できないかも盛り上がりをみせている。第1話でインジュがサインした紙の謎が第4話ラストで明かされ、次の展開が気になるところだ。今後のストーリーの行方を楽しみにしている。

■配信情報
『シスターズ』
Netflixにて配信中
(写真はtvN公式サイトより)

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