巨大陥没穴“シンクホール”がソウルを襲う予告編も 『奈落のマイホーム』11月11日公開決定

 2021年韓国映画興行収入第2位を記録した映画『Sinkhole(英題)』が、 『奈落のマイホーム』の邦題で11月11日にTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開されることが決定した。

 ソウル中心で起こった地盤沈下により突如現れた巨大陥没(シンクホール)は、一瞬で巨大マンションを飲み込み、地下500メートルへと落下させる。建物に取り残されているのは、11年の節約生活を経て、ようやくマイホームを手に入れた、しがないサラリーマンやおせっかいな迷惑隣人などの日常では決して相容れない面々。彼らは、この未曾有の緊急事態からサバイブできるのか。

 監督を務めたのは、『ザ・タワー 超高層ビル大火災』『第7鉱区』のキム・ジフン。『テロ、ライブ』『バトル・オーシャン/海上決戦』などを手がけたVFXチームが参加した。絶体絶命の危機から脱出するため、必死にもがく個性あふれるキャラクターを、『毒戦 BELIEVER』のチャ・スンウォン、『鬼手』のキム・ソンギュンらが演じる。

 あわせて公開されたポスターには、大都市ソウルに巨大陥没穴(シンクホール)が突如現れた様子が大きく写し出されている。ポスター下部には、平凡なサラリーマンのドンウォン(キム・ソンギュン)の幸せそうな家族写真や、クセが強い隣人のマンス(チャ・スンウォン)と息子の部屋での団らんの様子、ドンウォンの同僚で部下のキム代理(イ・グァンス)とインターン生のウンジュ(キム・ヘジュン)が働く姿など、シンクホールに沈む前の幸せそうな写真がちりばめらている。地下500メートルに落ちることなど、想像だにしていなかった彼らは、穴の底で一体どうなってしまうのか。

『奈落のマイホーム』予告編

 同時に公開された予告編は、ドンウォンが11年越しで手に入れたソウルの一等地にあるマンションを同僚に披露する温かく誇らしげなシーンから始まる。しかし、息子が見せてくれた床を転がるビー玉や、マンスが発見した割れたガラス扉が不吉な展開を予感させると、事態は一気に急変。天井は崩れ、地面はひび割れ、あっという間にマンションはまるごと崩落し、住人もろとも地下500メートルへ。大都市にぽっかりと空いた巨大陥没穴(シンクホール)により、地上と地下でバラバラになった親子の姿にハラハラする一方、車ごと崩落した部下が、車を壊した上司に対し、思い切り悪態をつくワンシーンは笑いを誘う。穴に取り残された彼らは生き残るために、数々のトラブルに力を合わせて立ち向かう。だが、遥か高い地上に助けを求めて叫ぶ、彼らの声は届くのだろうか。

■公開情報
『奈落のマイホーム』
11月11日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:キム・ジフン
出演:チャ・スンウォン、キム・ソンギュン、イ・グァンス、キム・ヘジュン
配給:ギャガ
英題:Sinkhole/2021年/韓国/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/114分/字幕翻訳:根本理恵
©2021 SHOWBOX AND THE TOWER PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:gaga.ne.jp/naraku/
公式Twitter:@naraku_movie

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる