劇団ひとり監督・脚本、浅野忠信主演のスペシャルドラマ『無言館』場面写真公開

劇団ひとり監督・脚本『無言館』場面写真公開

 8月27日、28日に日本テレビ系で放送される『24時間テレビ45 会いたい!』内で放送されるスペシャルドラマ『無言館』の場面写真が公開された。

 本作は、戦争で亡くなった画学生の絵を集めた美術館「無言館」設立のために全国を駆け巡ったある男を、実話をもとに描くヒューマンストーリー。劇団ひとりが、地上波ドラマとしては初の監督兼脚本を担当し、主人公・窪島誠一郎役で浅野忠信が主演を務める。そして、窪島と共に全国を訪ね、窪島の良きバディである洋画家・野見山暁治役を演じる寺尾聰のほか、大地康雄、笹野高史、でんでん、由紀さおり、檀ふみ、皆川猿時、渡辺真起子、八木莉可子、IMPACTors 影山拓也らが出演する。

 窪島誠一郎(浅野忠信)は長野県上田市で美術館を営んでいる。金もうけばかり考えている窪島は、この日も展示会のゲストに画家・野見山暁治(寺尾聰)を招き、野見山の画集を売りさばくのに躍起だ。そんな中、窪島は野見山から「戦争で命を落とした美術学校時代の仲間の絵を一緒に見に行こう」と言われる。戦没者とはいえ学生の絵に価値を見いだせない窪島は難色を示すが、野見山と共に訪ねた伊澤民介(笹野高史)の家で、民介の戦死した弟・洋が描いた絵に目を奪われる。洋が戦地へ向かう直前に描いた風景画が、“すごく普通の絵”だったからだ。もっと劇的な絵を想像していた窪島に、野見山が「生きて帰って来られないかもしれない……その時に彼は、あの穏かな絵を描いたんだ……君なら最後に何をする?」。

 洋の絵に「初めて絵に見つけられた」と感じた窪島は、「俺のことを探している絵が他にもあるはずだ」と、戦没画学生の絵を全国から集めて新たな美術館を設立しようと決意、野見山と共に絵を集める旅に出る。行く先々で遺族らと出逢い、絵に込められた戦没画学生の思いに触れる中で、「戦争のことなんかろくに考えてこなかった俺がこんなことしていいのか……」と迷い、さらに建設費の捻出や遺族からの非難に疲弊しながらも、「無言館」設立に奔走する。そのひた向きな思いが、50年の時を超えた感動の奇跡を呼び起こす。

 監督・脚本を務めた劇団ひとりは「絵に向き合った画学生の想い、絵を守ろうとするご家族の想い、絵を引き継ごうとする窪島さんや野見山さんの想いは、ものすごく美しいものだと僕は思ったので、極力その思いに焦点をあてて、脚本を書いたつもりです」と語った。また、このドラマのもう一人の主役だという“絵”については「絵は魂を込めて描くので、自分の分身のようなもの。そんな絵をただの小道具にしてはいけない」と語り、「ちゃんとしたライティングでお見せしないと失礼に当たるなと思いました」と、細部にまでこだわって撮影したことを明かした。

 公開された場面写真では、絵の前で会話をする寺尾と浅野の姿や、雨の中1つの傘に入る影山と八木の姿が切り取られている。

『無言館』
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■放送情報
24時間テレビ45スペシャルドラマ『無言館』
8月27日(土)21:00時ごろ〜放送予定
監督・脚本:劇団ひとり
出演:浅野忠信、大地康雄、笹野高史、でんでん、由紀さおり、檀ふみ、皆川猿時、渡辺真起子、八木莉可子、影山拓也、寺尾聰ほか
チーフプロデューサー:田中宏史
プロデューサー:大倉寛子、阿利極(日テレアックスオン)
特別協力:戦没画学生慰霊美術館 無言館
制作協力:日テレアックスオン
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/24h-drama2022/
公式Twitter:@mugonkan_24htv

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