玉山鉄二、岡山天音、早乙女太一ら出演 縦型ミステリードラマ『終わらせる者』9月配信

岡山天音出演『終わらせる者』9月配信へ

 縦型ミステリードラマ『終わらせる者』が、LINE NEWS VISIONにて9月22日より配信されることが決定した。

 本作は、「LINE NEWS」の動画コンテンツ「VISION」においてクリエーターとともに発足した、上下関係をテーマに縦型映像作品を展開するコンテンツレーベル『上下関係 W(ワールド)』の初作品となるミステリードラマ。物語は、遺体とマネキンが合成されているという猟奇的な犯行の“マネキン連続殺人事件”がきっかけで始まる。3人の刑事たちは事件に巻き込まれた一家への捜査を通し、心理戦の末に不可解な事件の謎と驚愕の真実を明らかにしていく。いったい殺人鬼は誰なのか? その真実の先に、タイトルの「終わらせる者」の意味が次第にリンクしていく。

 警察内部で変人と称される捜査一課巡査部長・清水拓也を演じるのは、日本アカデミー賞優秀助演男優賞やエランドール新人賞などを受賞し、ドラマ『全裸監督』に出演した玉山鉄二。本作に対し、玉山は「それぞれのキャラクターが毒々しく、予測不能のミステリードラマです。各所に散りばめられたトラップがリードなのかミスリードなのか、ハラハラが止まらない作品になっています。縦型ドラマは役者の表情に寄った際、無駄な余白が少なく、役者の表情に奥行きがすごく出ることを感じました」と語った。

 清水とともに事件を追う若手刑事・蓮井恭也を演じるのは、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)や、映画『キングダム2 遥かなる大地へ』『さかなのこ』の岡山天音。縦型作品への挑戦に対し、岡山は「縦型の作品がこれからさらに普及し、文化としても発展していくんじゃないかなって思いますので、未開の地といいますか、そういった作品に参加できることにワクワクしますし、その一助になれるように精一杯役を演じたいと思います」と意気込みを語った。

 清水と行う捜査に恭也を送り込む同僚刑事・橋本潤基を演じるのは、ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)、10月期ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)にも出演する早乙女太一。早乙女と岡山は、ドラマ『ミステリと言う勿れ』でも共演しており、本作では同じ殺人事件を追う刑事役での再タッグが実現した。本作に対し、早乙女は「僕自身ミステリーが好きなので、謎が多いストーリー展開にワクワクしながら脚本を読ませてもらいました。僕が演じた役柄も、自分にとって新たな役どころであり、特殊なものだったので、チャレンジ出来て嬉しく思っています。縦型ドラマという新しいコンテンツでの作品作りの場はとても新鮮でしたし、どんな風にこの物語の世界観が映像として出来上がるのか、一視聴者としても楽しみにしております」と語った。

 監督を務めたのは、フォトグラファーとしてもグローバルに活躍する新進気鋭のshuntaro。本作がドラマ初監督となる。縦型を生かした構図や視点を大胆に取り入れ、視聴者の緊張感・没入感を高める演出を実現し、1話約5〜10分×10話完結という、短尺ながら重厚で濃縮されたテンポの速い展開と、スマホならではの没入感により、これまでにない縦型ミステリードラマとなった。

 shuntaro監督は「縦型でドラマを観るということの新しさを痛感しました。通常よりも近い距離で、しかも人間のプロポーションに即した縦型で観ることは、その動画、そして被写体をより身近に感じて、没入しやすいと感じました。その分、役者の皆様の表情や仕草、目線などに気をつけて制作する必要があり、そこに難しさ、そして面白さを感じました。是非、『終わらせる者』の世界観に浸り、その世界に暮らす人々の信条の駆け引きを楽しんで欲しいです」と想いを語った。

コメント全文

玉山鉄二(清水拓也役)

玉山鉄二

脚本を読ませてもらい、それぞれのキャラクターが毒々しく、予測不能のミステリードラマです。
各所に散りばめられたトラップがリードなのかミスリードなのか、ハラハラが止まらない、そんな印象を受けました。
刑事役だったのですが、クセが強かったので型にはめない事に気を付け、現場で感じたことを臆病にならずどんどん出していこうと意識しました。
初めての縦型ドラマでしたが苦労はなかったですが、縦型フレームは表情によった際、無駄な余白が少なく、役者の表情に奥行きがすごく出ると思いました。
人間同士の駆け引き、フックの掛け合い……想定通りにはいかない結末。
余計な先入観を与え、多くを語り雑念を感じて見て欲しくありません。
通勤、通学電車でのご視聴で乗り過ごしにお気を付けて楽しんでください。
あと、監督の絵作りがとても繊細で、何処を切り取ってもカッコいいアートになっています。

岡山天音(蓮井恭也役)

岡山天音

今作の美しく妖しい世界観が、いつも触れているスマホの画面の中にどう立ち上がるのか、僕自身とても興味深いです。
共演者の皆様は異彩を放つ方ばかりで未知の領域に足を踏み入れる感覚に、より拍車がかかりました。
大胆に展開して行くストーリーは演じていてとても楽しかったです。
日常の隙間で鑑賞していただける作品なので、ぜひ物語の最後まで見届けていただきたいです。

早乙女太一(橋本潤基役)

早乙女太一

僕自身ミステリーが好きなので、謎が多いストーリー展開にワクワクしながら脚本を読ませてもらいました。僕が演じた役柄も、自分にとって新たな役どころであり、特殊なものだったので、チャレンジ出来て嬉しく思っています。
縦型ドラマという新しいコンテンツでの作品作りの場はとても新鮮でしたし、どんな風にこの物語の世界観が映像として出来上がるのか、一視聴者としても楽しみにしております。
まだ縦型ドラマを観たことが無い方は、是非この機会に楽しんで頂けると嬉しいです。

shuntaro(監督)

shuntaro

初めてのドラマの撮影だったので、いつもと全く違うことの連続で、とにかく毎日が必死でした。
自分が思い描いていた世界観は生み出せたのではないかと感じています。
色々な方に助けていただけて最後まで撮影出来たことに感謝です。今回の制作で何度も繰り返し縦型に触れることで、縦型でドラマを観るということの新しさを痛感しました。通常よりも近い距離で、しかも人間のプロポーションに即した縦型で観ることは、その動画、そして被写体をより身近に感じて、没入しやすいと感じました。その分、役者の皆様の表情や仕草、目線などに気をつけて制作する必要があり、そこに難しさ、そして面白さを感じました。そして、様々な方に見ていただけるLINE NEWS VISIONという媒体ならではの制約で「血も凶器も出せない」中で、どうやって狂気的な殺人事件を描くかというところに正直、かなり苦労しました(笑)
シンプルに「終わらせる者」の世界観に浸って見ていただけたら、とても嬉しいです。そして、その世界に暮らす人々の信条の駆け引きを楽しんでいただけたらこれ以上ないです。

■配信情報
上下関係W『終わらせる者』
LINE NEWS VISIONにて、9月22日(木)より毎週木曜18時配信(全10話)
監督:shuntaro
出演:玉山鉄二、岡山天音、早乙女太一
企画:ヒツジラボ、ストーリーラボ
撮影監督:阿部大輔(bird and insect)
脚本:ヒツジ(脚本家チーム)、仁志光佑、桜屋敷知直
アートディレクター:伊東友紀
クリエイティブ・プロデューサー:仁志光佑
プロデューサー:橋尾恭介、真壁一寿
制作協力:bird and insect
制作プロダクション:STORY LABO
公式サイト:https://jogekankei.com/
公式Twitter:@JogeKankei_vi
公式Instagram:@jogekankei_vi
LINE公式アカウント:https://line.me/R/ti/p/%40oa-vi-jogekankei

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