『六本木クラス』竹内涼真も後半戦へ向けてアピール タイトル回収の重要回に

『六本木クラス』タイトル回収の重要回

 ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)第7話放送直前に、主演の竹内涼真が自身のInstagramアカウントからインスタライブを行っていた。途中には視聴していた早乙女太一とコラボ配信。復讐の念を燃やす劇中の間柄とは正反対とも言える仲の良さを滲ませながら、竹内はこの第7話が次の第8話、さらに次のフェーズへと突入していく終盤に向けての重要な回となることをファンに向けて話していた。


 『六本木クラス』は全13話となることが明らかになっており、この第7話は折り返しに当たる。この回を象徴するシーンは「二代目みやべ」を法人化するに伴い、会社名を「六本木クラス」と名付けるところだろう。いわゆる、タイトル回収である。イニシャルを取って「株式会社RC」(『梨泰院クラス』では「IC」)が表向きの会社名。発案自体は亮太(中尾明慶)だが、社長である新(竹内涼真)が六本木という街に「自由」のイメージを、クラスは「仲間」を意味するところから、彼のアイデアを採用としている。これは『梨泰院クラス』でも全く同じ理由からであり、梨泰院と六本木が多様な文化が自由に入り交じった自由な場所であること、さらに梨泰院の高台にそびえるソウルタワー、六本木の街から望む東京タワーと、不思議と2つの街でシンクロする要素が多くあることに気づく。


 そんな自由というイメージは新を突き動かす原動力のようなものだ。葵(平手友梨奈)にとってしてみれば「理想主義者」だと鼻で笑うかもしれないが、新が相川(稲森いずみ)に誓う「誰も僕や仲間たちに手出しはさせないように自分の言動に力を持ちたい。どんな不当な扱いにも負けない、自分の信念を貫ける人生ーーそんな人生が僕の目標です」という力強い言葉は、最終盤の展開に繋がる物語を語る上で欠かすことのできないセリフである。

 「人がいるから商売ができる」と店の仲間、さらには店がある通りの繋がりを大切にする新に対して、財力や権力を持って全てを奪い去ろうとする長屋茂(香川照之)。その魔の手は松下(緒形直人)だけでなく、葵の下にも及んでいく。茂が同類だと認めた葵をスカウトしに、みやべに乗り込んでくる龍河(早乙女太一)。理解できないと新に愛想悪い態度を取りながらも、会社名に「AAL(AOI ARATA LOVE)」と提案したり、分かりやすくウインクを飛ばしたりと「好き」な気持ちを加速させている葵は、龍河を前に危険な行動に出る。

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