『耳をすませば』ムーン役の猫“ぽんず”の持つスター性 タレント猫に求められる演技力とは

『耳をすませば』猫役“ぽんず”のスター性

 一方のぽんずも負けず劣らず堂々と、そして懐っこい演技を魅せることが特徴の猫だ。映画『コーヒーが冷めないうちに』では出演シーンこそ少なかったものの、主役の有村架純よりも先に画面に登場。伊藤健太郎演じる新谷と戯れるシーンは、持ち前の愛嬌と懐っこさで嬉しそうに撫でられる演技に癒された。

 アニマルアクトのプロフィールページでぽんずは“少しブサカワ系”と紹介されており、愛嬌のある顔は「もっと観たい!」と思わせる魅力がある。『耳をすませば』に登場する猫のムーンはぼってりしたボディとふてぶてしい表情が魅力な猫だったが、ぽんずの場慣れした勇ましい佇まいと風貌はムーンと上手くリンクしている。雫を新しい場所へと導くキーキャラクターとして、魅力的で存在感のある演技を見せてくれるはずだ。

『耳をすませば』

 昨今ではSNSの普及により一般人が飼育するペットもネット上で人気を集め、多くのファンを獲得している。タレントとして活躍する動物も作品のSNSで紹介されるようになり、同じタレント動物が別作品に出演していると気付くことも多くなった。主役級に活躍したり、登場人物の家族として寄り添う役を演じたりと役どころはさまざまだが、タレントとして活躍する動物たちの存在を知るとより賢さや魅力を知ることができるだろう。

参照

※1. https://joshi-spa.jp/456928
https://www.s-ap.net/animals/ぽんず/
https://cat.benesse.ne.jp/catlist/tabby/content/?id=41373
https://eiga.com/news/20190220/13/

■公開情報
『耳をすませば』
10月14日(金)公開
原作:柊あおい『耳をすませば』(集英社文庫<コミック版>刊)
出演:清野菜名、松坂桃李、山田裕貴、内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、音尾琢真、松本まりか、中田圭祐、小林隆、森口瑤子、田中圭、近藤正臣
監督・脚本:平川雄一朗
主題歌:「翼をください」杏(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
(c)柊あおい/集英社 (c)2022『耳をすませば』製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/mimisuma-movie/
公式Twitter:https://twitter.com/mimisuma_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/mimisuma_movie/

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