『ブライアン・ウィルソン』レコーディング映像公開 バンドメンバーと演奏する姿も

ブライアン・ウィルソンのレコーディング風景

 8月12日公開の映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』より、レコーディング風景を収録した本編映像が公開された。

 本作は、「サーフィン・U.S.A.」「グッド・バイブレーション」「神のみぞ知る」、そして『ペット・サウンズ』『スマイル』などで知られるビーチ・ボーイズの創設メンバー、ブライアン・ウィルソンに密着した初めてのドキュメンタリー。

 ウィルソンをめぐっては過去に数本のドキュメンタリー、劇映画が製作されているが、本人に長時間密着してのアプローチはこれが初。大のインタビュー嫌いとして知られるウィルソンの壁を砕くべく、古くからの友人で元『ローリング・ストーン』誌の編集者ジェイソン・ファインが話し相手に選ばれた。製作陣は、ファインが運転する車でウィルソンを2人きりにし、リラックスしたムードの中での会話を収録することを発案。3年間で70時間ほどの撮影素材を収集し、9カ月をかけて再構成していった。

映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』本編映像

 公開された本編映像には、現在のウィルソンがユナイテッド・レコーディングで「カントリー音楽の父」「ブルーヨーデラー」「歌うブレーキ係」などの異名をとるジミー・ロジャーズの「Honeycomb」を仲間とともにセッションし、レコーディングする様子が収められている。

 映像は、レコーディングスタジオに到着したウィルソンが、いつも一緒のバンドメンバーに会うにもかかわらず緊張してしまうシーンから始まり、レコーディングのアイデアについて説明しながら、自らピアノを演奏する様子が映し出される。そして、ワンダーミンツのダリアン・サハナジャや、『ペット・サウンズ』50周年アニバーサリーツアーにて音楽監督を務めたポール・マーテンズ、そして2019年に亡くなってしまったニッキー・ワンダーことニック・ワルスコら、バンドメンバーと演奏する姿が切り取られている。

 本編には、カール・ウィルソン&ジャック・ライリー作「ロング・プロミスト・ロード」をはじめとする、かつてビーチ・ボーイズ名義でリリースされた楽曲を映画用に新録したバージョンや、本作のためにジム・ジェームス(マイ・モーニング・ジャケット)とウィルソンが共作した新曲「Right Where I Belong」も使用されている。

■公開情報
『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』
8月12日(金)より、全国ロードショー
出演:ブライアン・ウィルソン、ジェイソン・ファイン、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョン、ニック・ジョナス、リンダ・ペリー、ドン・ウォズ、ジェイコブ・ディラン、テイラー・ホーキンス、グスターボ・ドゥダメル、アル・ジャーディン、ジム・ジェームス、ボブ・ゴーディオ
監督:ブレント・ウィルソン
製作:ティム・ヘディントン、テリサ・スティール・ペイジ、ブレント・ウィルソン
製作総指揮:ブライアン・ウィルソン、メリンダ・ウィルソン、ジェイソン・ファイン
共同プロデューサー:ジャン・ジーフェルス
配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年/アメリカ/英語/93分
(c)2021TEXAS PET SOUNDS PRODUCTIONS, LLC
公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/brian-wilson

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