『ブライアン・ウィルソン』B・スプリングスティーンが絶賛 「彼を超える人はまだいない」

『ブライアン・ウィルソン』音楽関係者が絶賛

 8月12日公開の映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』に登場するブルース・スプリングスティーンらのコメントが到着した。

 本作は、「サーフィン・U.S.A.」「グッド・バイブレーション」「神のみぞ知る」、そして『ペット・サウンズ』『スマイル』などで知られるビーチ・ボーイズの創設メンバー、ブライアン・ウィルソンに密着した初めてのドキュメンタリー。

 元ローリング・ストーン誌の編集者、ジェイソン・ファインとともに、幼少期に過ごした家や「サーフィン・サファリ」のジャケット写真が撮影されたパラダイス・コーブなど、ゆかりの西海岸の街を巡っていく。ホームビデオやレコーディング風景などのアーカイブ映像とともに、3年間で70時間以上にわたって撮影されたインタビューで語られるのは、プレッシャーに苛まれ陥った薬物中毒、自由と金銭を奪われ続けた精神科医との関係、そして亡くなってしまったかけがえのない兄弟への確執と愛情。それでも、音楽が彼を世に導き、最悪の環境から救い出した過程や、家族とともに人間的な復活を遂げるまでの道のりが語られる。

 音楽プロデューサーでブルーノート社長のドン・ウォズは、「彼は誰も使ったことのない音の組み合わせを編み出した。これまでにない響きを生み出す力を持っていた。彼が天才と呼ばれる理由の一つはこれだよ。40年以上創作活動をしてきたが、彼がどうやって作ったのか全く分からない。誰にも分からないんだよ」とウィルソンを絶賛。

 また、エルトン・ジョンも「彼は、ティンパニや木管楽器などオーケストラを駆使したんだ。それまでのやり方を捨てて新しいものを生み出した」と語った。

 そして、スプリングスティーンも、ウィルソンの魅力について「非常に複雑な構成なのに聴いてみるとすんなりと耳に入ってくる。音楽の技術と感性の面で、彼を超える人はまだいないと思う」とコメント。さらに、ポール・マッカートニーも大絶賛するアルバム『ペット・サウンズ』に関して、クラシック指揮者であるグスターボ・ドゥダメルは「マーラーやシューベルトの曲と同じレベルにある」と評した。

■公開情報
『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』
8月12日(金)より、全国ロードショー
出演:ブライアン・ウィルソン、ジェイソン・ファイン、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョン、ニック・ジョナス、リンダ・ペリー、ドン・ウォズ、ジェイコブ・ディラン、テイラー・ホーキンス、グスターボ・ドゥダメル、アル・ジャーディン、ジム・ジェームス、ボブ・ゴーディオ
監督:ブレント・ウィルソン
製作:ティム・ヘディントン、テリサ・スティール・ペイジ、ブレント・ウィルソン
製作総指揮:ブライアン・ウィルソン、メリンダ・ウィルソン、ジェイソン・ファイン
共同プロデューサー:ジャン・ジーフェルス
配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年/アメリカ/英語/93分
(c)2021TEXAS PET SOUNDS PRODUCTIONS, LLC
公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/brian-wilson

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