『新・信長公記』萩原利久のピュアな魅力が光る　永瀬廉演じる織田信長がついに動き出す

　“反家康同盟”を組んでくれたクラスメイト、そして夜通しかくまってくれた信長を切り捨ててでも、家康側についた明智。本来ならば、もっと“悪役”に見えてもいいものだ。もちろん、「こいつ、まじかよ」という気持ちはある。しかし、家康の言葉に胸を打たれた瞬間の、彼のまっすぐな瞳を思い出すと、仕方がなかったのかもしれない……と思えてくるから不思議だ。これも、演じている萩原がピュアな魅力を持っているからこそなのだろう。

　明智の心を動かした家康と、動かせなかった信長。「人が歩く道に、表も裏もない。必死で歩けば、それが自分の道になる」という信長の言葉が、もっとはやくに届かなかったことが悔やまれる。

　ただ、明智が寝返ったあと、ついに信長が動き出した。「天下を獲る」というなんとも具体性に欠ける宣言……。しかし彼ならば、冷酷非道な家康から、学園を守ってくれる気もしてくる。戦国の魔王が、ついに動き出した。

■放送情報
『新・信長公記～クラスメイトは戦国武将～』
読売テレビ・日本テレビ系にて、毎週日曜22:30～23:25放送
出演：永瀬廉（King & Prince）、山田杏奈、西畑大吾（なにわ男子）、萩原利久、犬飼貴丈、三浦翔平、満島真之介、濱田岳、小澤征悦、柄本明
原作：甲斐谷忍『新・信長公記～ノブナガくんと私～』（講談社『ヤンマガKC』刊）
脚本：金沢知樹、伊達さん
監督：中島悟、豊島圭介
チーフプロデューサー：沼田賢治
プロデューサー：中山喬詞、小島祥子、清家優輝
共同プロデューサー：三上絵里子
制作協力：ファインエンターテイメント
制作著作：読売テレビ
(c)読売テレビ
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