『ちむどんどん』暢子が“自分らしさ”を知る “慰霊の日”に込められた平和へのメッセージ

『ちむどんどん』暢子が“自分らしさ”を知る

 6月23日は「沖縄慰霊の日」。太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲になった人々らを追悼し、世界の恒久平和を願う日だ。77年前、沖縄では約20万人あまりもの人々が戦争で命を落とした。その中には10代の少女たちで構成された「ひめゆり学徒隊」も含まれている。ひめゆり平和祈念資料館の第四展示室では、そんな彼女たちの遺影に紹介文が添えられている。当たり前のように思えるかもしれないが、それぞれの“自分らしさ”を持った少女たちだ。

 優子が「将来、晴海が働きたいのに許してもらえないって苦しむような、そんな世の中にならないようにしないとね」と、復職が阻まれている良子(川口春奈)に告げた言葉。そして、暢子が自分の良さに気づく展開は、「誰もが自分らしく生きられる世の中になりますように」という平和へのメッセージにも思えた。

 「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える。簡単なようで、大人になると難しい。そんな自分の長所を知った暢子は、厨房のスタッフたちともう一度向き合う決心を固める。暢子は彼らに何を伝えるのだろうか。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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