高橋一生が最後まで信じ続けた“自分の正義” 『インビジブル』最終回は続編も期待の結末に

『インビジブル』最終回で貫かれた正義

 さて、“悪”がそそのかし“こっちこっち”と手招きする安易な方には流されず、最後の最後まで“自身の正義”を信じ、踏みとどまった高橋演じる志村の血の通った姿が圧巻だった。

 あまりに早いペースで、そして広域に増幅する“悪”に立ち向かうには、自分だけでなく誰かから寄せられる信頼感が何よりの武器になり、それは“自分の正義”であって“自分だけの正義”ではなく、揺るがない。

 3年前の安野殺しの犯人を見つけようと血眼だった志村が、その役割を終えた今、燃え尽き症候群のようにならなくて本当によかった。“見えざる悪”を引き続き炙り出していくのだろうし、今後もキリコとの息ぴったりのコンビネーションをぜひどこかで生かしてほしいと勝手ながら思ってしまう。

■配信情報
金曜ドラマ『インビジブル』
Paravi、TVerにて配信中
出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、堀田茜、谷恭輔、大野いと、板垣李光人、西村元貴、結城モエ、田中真琴、村井良大、酒向芳、原田泰造、桐谷健太
脚本:いずみ吉紘、槌谷健
演出:竹村謙太郎、棚澤孝義
プロデューサー:佐藤敦司、浅野敦也
主題歌:「Tiny World」Dragon Ash(Victor/MOB SQUAD)
音楽:得田真裕
編成:東仲恵吾、佐藤美紀
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/invisible_tbs/
公式Twitter:@invisible_tbs

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