『ちむどんどん』好対照な前田公輝と宮沢氷魚 暢子のパートナーにふさわしいのは?

『ちむどんどん』智と和彦、暢子の相手は?

 暢子は自分の考えと正反対で、あまりにストレートな和彦の言い方が面白くなかったようだが、和彦は友人として暢子のことを対等にみてくれている存在だといえよう。和彦は状況をしっかり把握することができるからか、実は少し諦めが早い。暢子が和彦のいる新聞社でアルバイトをしていた時、イタリア人シェフに追加取材を申し込むため、とある投書を探すように言われたことがあった。その途方もない作業に和彦は何度も諦めそうになっていたが、その度に暢子が持ち前の前向きなパワーを発揮。和彦を励まし、作業を続け、ついに目的の投書を発見したのだった。暢子と和彦は互いに思っていることを素直に言い、支え合える、いいコンビなのだ。

『ちむどんどん』40話

 暢子のことを優先し、肯定してくれる智と、暢子と対等の立場で話し、いい影響を与えてくれる和彦。もし暢子が恋をし、パートナーにするとしたらどちらになるだろう。そんなことを考えてしまうのだが、残念ながら暢子は、今のところ恋愛に興味がなさそう。今は、仕事に全力を傾ける彼女を応援しながら、恋に落ちた暢子がどんな顔をするのかを楽しみにしていたい。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる