吉田鋼太郎&吉岡里帆が監察官バディに SPドラマ『監察の一条さん』6月29日放送決定

吉田鋼太郎主演『監察の一条さん』放送決定

 吉田鋼太郎が主演を務めるスペシャルドラマ『監察の一条さん』が、6月29日20時よりテレビ朝日系にて放送されることが決定した。

 本作は、主演を吉田が務め、ヒロインに吉田と初共演となる吉岡里帆が名を連ねた刑事ドラマ。脚本は『名探偵ステイホームズ』(日本テレビ系)の森ハヤシが担当し、映画『ハニーレモンソーダ』の神徳幸治が監督を務めた。また、劇中音楽は『カルテット』(TBS系)、『コンフィデンスマンJP』シリーズ(フジテレビ系)でおなじみのfox capture planが手がけている。

 吉田演じる主人公・一条善太郎は定年間近、仕事をサボってばかりの監察官。監察官といえば、同じ警察官の不祥事を内偵する嫌われ者だが、一条はとにかく人懐っこくてミーハー。一見怪しい部分もあるが、人や物事の本質を見抜く力がずば抜けている上に、「世の中に悪い人なんていない」という性善説に基づき、気づかぬうちに人の懐に滑り込む天才でもある。

 そんな一条とバディを組むことになるのが、吉岡演じる監察官・結城まりあ。警視庁捜査一課で華々しい実績を積んできたキャリア組の結城は結婚に向け、管理部門への異動願を提出した。ところが、婚約者から結婚式をドタキャンされたばかりか、異動願だけはしっかり受理され、監察係へ異動することに。しかも、相棒となったのは階級が自分よりも下の一条で……。

 一見ふざけているとしか思えない一条の行動に振り回され、腹を立たせる一方、少しずつ一条が隠し持つ唯一無二の才能に気づいていく結城。2人はぶつかり合いながらも、やがて一条流のアプローチで、監察対象の警察官が被疑者として浮上した連続殺人事件の真相にたどり着くことになる。

コメント

吉田鋼太郎(一条善太郎役)

今回は警察が舞台のドラマではありますが、刑事ではなく、刑事を内偵する監察官が主体のドラマということに新鮮味を感じました。監察官は、自分たちと同じ仕事をしている人たちを裁く、中途半端な気持ちではできない職業。ともすれば、ちょっと重たくて暗いテイストのドラマになってしまうのではないか…と思っていたのですが、台本を開いてみたら、監察官の仕事はちゃんと描きつつも軽いコメディータッチで描かれていたので、とても素敵だなと思いました!
一条は飄々としていて、掴みどころがなく、ふざけてるのか真面目なのか分からない人物。僕は普段、イメージに合う誰かを想像して役作りをしていくのですが、一条さんはあまりにも掴みどころがなくて、モデルを特定できませんでした(笑)。なので出たとこ勝負、その時々で感じたことを演じようと思って、撮影に臨みましたが、苦労はなかったです。なにせ、吉岡里帆ちゃんが本当に清楚で美しく、純粋で、ひたむきで! 今回はほぼ即興劇に近い形で撮影したので、僕は楽しかったけど、一条のような掴みどころのない人と絡み、その一挙手一投足を受けて立ち回らなければならない里帆ちゃんは本当に大変だったと思うんですよ。でも、ちゃんと食らいついてきてくれた! その姿がとても愛おしかったです。今回が初対面でしたが、里帆ちゃんも舞台から入った方なので、ちょっと似た者同士感と安心感を覚えまして……。お芝居の上でも、最高のバディでした! 今回はやりたい放題やっている僕を見て、困っていたり、笑っていたり、右往左往している吉岡里帆も見どころです(笑)。ぜひともご覧ください。

吉岡里帆(結城まりあ役)

このドラマは刑事モノとは思えないくらい、キュートでポップ! 事件を追っていく人たちの人間性や掛け合いの面白味が見どころです。一条さんという“とんでもない自由人”との出会いで生まれる化学反応、振り回される感じを一番に意識して現場に臨みました。今回、私はずーっと細かくツッコミを入れる役回りなのですが、ここまで全カットを通してツッコミを入れていく役は初めてで。しかも吉田鋼太郎さんが毎カット、想像を超える新しいアドリブを繰り出されて、無視できないほど面白かったです。鋼太郎さんのお芝居を心から楽しみながら、まるでスポ根のように「全部返さなきゃ!」と、片っ端から瞬発力でツッコミを返していました(笑)。今回は真逆の2人がタッグを組んだときの可笑しさや、意外性を突いた謎解きシーンなど、撮影している時もどんな物語になるのか未知数な部分が多かったので、私自身もオンエアを見るのが楽しみです。
また今回は監督が現場で毎回、撮影したばかりのシーンに曲を合わせて、音のイメージを確認されていました。かわいい曲ばかりなので、こちらも見どころです。音楽も相まって、楽しんでご覧いただける“新しい刑事ドラマ”に乞うご期待です。

■放送情報
『監察の一条さん』
テレビ朝日系にて、6月29日(水)20:00~21:48放送
出演:吉田鋼太郎、吉岡里帆ほか
脚本:森ハヤシ
監督:神徳幸治
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子
プロデューサー: 貴島彩理、和佐野健一、井元隆佑
音楽:fox capture plan
制作:テレビ朝日、東映
(c)テレビ朝日

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