山本美月、『世にも奇妙な物語』7年ぶりの出演で初主演 原作はバイク川崎バイクの短編小説
フジテレビ系『土曜プレミアム』にて6月18日21時から放送される『世にも奇妙な物語’22 夏の特別編』。本作の4つの“奇妙な”エピソードの1つ『電話をしてるふり』で山本美月が主演を務めることが発表された。
1990年4月にレギュラードラマとして放送が開始され、その後は特別編という形で年に2度放送を続けるスタイルで、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と俳優を掛け合わせることによって、奇妙な物語の世界観を作り出してきた『世にも奇妙な物語』シリーズ。夏の特別編は4つのオムニバスストーリーで構成され、有田哲平、生田絵梨花、北山宏光がそれぞれ主演を務める。
山本は、2015年11月に放送された『世にも奇妙な物語25周年記念!秋の2週連続SP~映画監督編~』内の『幸せを運ぶ眼鏡』以来、約7年ぶり2回目の出演で初主演を務める。本作は、お笑い芸人・バイク川崎バイクの同名短編小説が原作。山本が今回演じるのは、母と2人暮らしの会社員・川崎望。ナンパをよくされる望は、ナンパ撃退法として父親と“電話をしてるふり”をするのだが、ある日、しつこいナンパ男に見破られてしまいスマホを奪われてしまう。男が望のスマホを耳にあてると、望が11歳の時に他界した父親とつながっていて……。山本はこの脚本を読んで「初めて読んだ時、グッときて泣いてしまいました。こういう不思議だけどすてきな物語もいいな」とコメントした。
なお、『電話をしてるふり』には山本のほかに、森口瑤子、神尾佑、土佐和成が出演する。
山本美月 コメント
『世にも奇妙な物語』のオファーを受けた時の感想
『世にも奇妙な物語』は2回目の出演になりますが、前回とは全然違う話で、今回もすごく面白い台本だったので、すぐに“やりたい!”と思いました。
台本を読んでの感想
初めて読んだ時、グッときて泣いてしまいました…。また、バイク川崎バイクさんが原作と聞いて、とても驚きました。こういう不思議だけどすてきな物語もいいなって思いました。
視聴者へメッセージ
バイク川崎バイクさんの物語が素晴らしいので、皆さんびっくりすると思います。特にラストシーンは大切に演じたので、ぜひ最後までに見ていただければと思います。
原作:バイク川崎バイク(BKB)コメント
ピン芸人のバイク川崎バイク(BKB)と申します。自分の考えたお話が、大好きで大好きな『世にも奇妙な物語』で映像化だなんて。本当にうれしいです。バリ感慨深い(BKB)です。実は、この原作小説を初めてSNSに投稿した二年前“世にもで映像化してほしいのが書けました”という願望と欲望をこめた呟(つぶや)きをしてましたから。願いが叶(かな)いました! 『電話をしてるふり』はBKBみたいな芸風の人が考えたとは思えない、芸風と真逆、などとよく言われます。奇しくも放送は6月18日。618。真逆に180度ひっくり返すと819。バ イ ク 。…もう奇妙です! 放送がとてもとても楽しみです!
演出:吉村慶介 コメント
家族の話です。このお話を演出するにあたって、まずBKBさんが書かれた原作を読みました。美しい話だなと思いました。おそらく誰しもが共感できるお話です。『世にも奇妙な物語』では珍しいパターンなのかもしれません。主人公の望(のぞみ)を演じていただいた山本美月さんとは初めてお仕事させていただいたのですが、抜群にキュートで美しくそれでいて普通の女の子に見えるという稀有な存在で、“奇妙なこと”と“日常のリアリティー”という相反する要素を見事に表現されていました。ラストシーンでは泣かされました。脚本、キャスト、スタッフすべてが素晴らしく、僕の演出が間違えてなければ名作になることは間違いないと思います。そして、自分にもこの“奇妙なこと”が起きたらいいなと思ったりしています。そんな家族の話です。
■放送情報
土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’22 夏の特別編』
フジテレビ系にて、6月18日(土) 21:00~23:10放送
ストーリーテラー:タモリ
『電話をしてるふり』
出演:山本美月、森口瑤子、神尾佑、土佐和成ほか
原作:『電話をしてるふり』バイク川崎バイク(ヨシモトブックス『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』所収)
脚本:天本絵美
演出:吉村慶介
編成企画:渡辺恒也、狩野雄太
プロデュース:中村亮太
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
(c)フジテレビ
公式サイト: https://www.fujitv.co.jp/kimyo/
公式Twitter:https://twitter.com/yonimo1990