『悪女(わる)』今田美桜が果敢に挑んだ“派閥争い” 麻理鈴はふたたび窓際部署に逆戻り!?

『悪女(わる)』麻理鈴が挑んだ“派閥争い”

 敵だったはずの2人を結んだのは、“介護”だった。社長の息子である彼は、社内政治よりも介護に怯えていた。衰えていく親を見ているだけでもつらいのに、自分が介護をしなければならない。同じく根津も、祖母の介護をした経験があった。「親の介護だから、ラクをしてはいけない」「世間から、遠ざかっている気がする」というのは、介護経験者の多くが感じているはずだ。つらくて苦しい介護だからこそ、“ラクして楽しく”を掲げてもいいはずなのに。そこで伝弥は、「苦しんでいる人がいるなら、利益にならなくても意味がある」と介護をしている人の“オアシス”を作ることを決めた。

悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~

 仕事はできないかもしれないが、なぜか応援したくなる愛らしさを纏っている伝弥。お堅い人物に見えるけれど、しゃべってみると案外お茶目な部分もある。麻理鈴や根津の意見を柔軟に受け入れている姿を見ていると、「彼が社長になれば、社員も働きやすいのでは?」と思わされた。しかし、伝弥は自分の“器”を分かっている。自身が出演したテレビの生放送で、島田専務を次期社長に推薦したのだった。

悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~

 一方、“峰岸派”の麻理鈴は、「JK5」を成功させるために“悪女(わる)”になった。社長就任が見えてきたことで、保身に走った島田専務の逃げ場をなくすために、生放送で「JK5」の概要をベラベラと喋る。これにはT・Oさんも、「この子、なかなかの悪女(わる)だね」と不敵な笑みを浮かべていた。少女漫画でよく見かける「面白い女……」から恋が発展していくことを期待したかったが、まさかの急展開。島田専務を陥れたことで、麻理鈴はふたたび窓際部署に逆戻りさせられてしまう。これは、もはや恋愛どころではなくなってしまうかも……? しかし、麻理鈴の恋のお相手候補はT・Oさんのほかにも、小野と山瀬(高橋文哉)がいる。彼らが、麻理鈴のピンチを支えてくれることを願いたい。

■放送情報
『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:今田美桜、江口のりこ、鈴木伸之、高橋文哉、向井理
原作:深見じゅん『悪女(わる)』(講談社『BE・LOVE』)
脚本:後藤法子、松島瑠璃子
演出:南雲聖一、内田秀実、山田信義
プロデューサー:諸田景子、小田玲奈、大塚英治、平井十和子
チーフプロデューサー:田中宏史
主題歌:J-JUN with XIA(JUNSU)「六等星」(First JB music)
制作協力:ケイファクトリー
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/waru2022/

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