SixTONES 森本慎太郎、『ナンバMG5』で光る存在感 広がる演技の幅に恋愛ものも期待

『ナンバMG5』森本慎太郎の広がる役幅

 これまでのヤンキードラマとは一味違う、『ナンバMG5』(フジテレビ系)に出演中のSixTONES・森本慎太郎。間宮祥太朗演じる主人公・難波剛の秘密を知る、数少ない友人・大丸大助を演じ、ひときわその魅力が輝いている。

 本作は、千葉最強のヤンキー一家の次男・剛(間宮祥太朗)が、「普通の高校生になりたい」「ヤンキーをやめたい」と、家族に内緒でごく普通の高校へ入学し、二重生活を送る物語。剛は家族からの「全国制覇」への期待を背負い、特攻服で家を出て、途中のトイレで制服に着替えて登校し、部活や勉強など高校生活を過ごす。普通に過ごしたいのに日々事件が起こり、特攻服を着てつい首を突っ込んでしまう。

 身近な人間で“剛=特攻服の男”の秘密を知るのは、第5話の時点で神尾楓珠演じる伍代と、森本演じる大丸のみ。大丸は剛や伍代との友情を育んでいく重要な役どころだ。

 森本演じる大丸は初登場から存在感が光っていた。一人道端の階段に座る大丸は、新作のスムージーを手に持ち、見つめる。真顔からにんまり微笑んだかと思うと、満面の笑みへ。ところが、通りすがりの不良にぶつかられてスムージーを落としてしまう。呆然とした表情から一変、不良を睨みつけると、つかみかかり「てめえ~」と背負い投げ。怒りをこらえきれない様子の表情で、肩で息をしながら放った言葉が、「作った人に謝らんかい~!!!」。表情全てを使って、渾身の叫び。行動に反してあまりにかわいいセリフに、「大丸、かわいい……」と思わず声がもれた。終始この調子で、真っ直ぐでちょっと単純だけど、優しい役どころだ。

 第3話ではヒロイン・藤田深雪(森川葵)が、子どもにぶつかったヤンキーにひるまず「謝りなさいよ!」と謝罪を要求。大丸はその姿に一目惚れをして、即告白。剛の正体を偶然知り、「お前は周りを騙してる!」と真正面から責めるなど、真っ直ぐだ。剛から「ゴリラみたいなヤツ」と言われたり、深雪の写真を見つめながらニヤニヤするシーンがあるなど、コミカルなキャラクター。よく通る声と、全身を使った熱のこもった森本の演技は、大丸が漫画から飛び出してきたようだ。

 原作、ドラマともに、主人公・間宮と友人の伍代はイケメンと扱われ、大丸は3枚目のイメージがある。その大丸をジャニーズの森本が演じる意外性から、SNSでは「え? あの人ジャニーズなの?」「ジャニーズが大丸なの?」といった驚きの声も見られる。一方、SixTONESのファンからは「大丸くんは慎太郎くんそのまま」と言われており、明るく真っ直ぐで、ちょっと食いしん坊、美味しそうにラーメンを食べるシーンやくるくる変わる表情など、素の森本を思わせる。

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